08/07/21 09:45:23 DPiUh7260
223話 氷浦蒼士
「よろしくね 蒼士君…」あいさつしかける時音を手で制して蒼士をにらみつける良守
巻緒が氷浦に所属や住所を聞くが氷浦は表情なく「よくわかりません」と答える
「外の人には… 中のことを話すなといわれています」
夜もふけ、妖の気配がないので解散する一同だが巻緒は閃にひそかに氷浦の監視を命じる
家に向かう良守と時音だが、二人のあとを氷浦がついてくる
書状を出す氷浦 雪村の家で預かれとかいてある
激しく止める良守は氷浦を自宅につれてゆく
二人きりになり氷浦に緋田郷で会ったことを問い詰める良守
「烏森に何しに来た 緋田郷と同じように烏森で神佑地狩りをするつもりか?」
「そういう命令は…受けてません」
「じゃあ どういう命令で来た?」
「烏森の地の警護及び結界師補佐役として…」
「それは聞いた!」
「… それだけですが…?」
胸倉を掴む良守
「しらばっくれんな! お前 緋田郷で俺を殺そうとしただろ!?
お前 神佑地狩りの犯人の仲間なんだろ!?」
「… そのことについては… 何も言うなといわれています」
地面に殴りつける良守 だが氷浦の表情は変わらない
「では… どうしますか…?
こちらでは結界師の方々の命令を聞くようにと言われています
どう…したら…」
「ハッ なんだよそれ じゃ 死ねっつったら死ぬのかよ」
自分の手を刀状に変え、ためらいもなく自分の首を切ろうとする氷浦
切断瞬間に手を留めて
「あ これって…任務遂行できなくなりますね…
任務は…どうすれば…」
その手を押さえる良守
「フザけたパフォーマンスすんな…!死ねって言われて死ぬ奴がどこにいんだよ!」
家族に何かしたらただじゃ置かないといい置いて家に連れて入る
樹上で聞いていた青ざめた閃『あいつが… 神佑地狩りの…』