08/06/12 01:49:00 s5zwriw20
30代でしょ
751:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 01:56:39 dfkng8xm0
話を信じるなら20年前に10代だからね。
752:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 02:10:49 /iTMkJNh0
20年のうちにあのしなやか且つ野生的なナイスバディがぬいぐるみに・・・
753:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 02:29:36 srfcnxqRO
劣化が激しいな
754:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 04:03:55 dQ5KYz5C0
わかった!ネギま終わってから赤松がOAD並に関わって1話からTVアニメ作り直せばいいんだよ!
ネギまなら連載終了してからでも十分いけるって!
755:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 04:23:19 7UbpYLVO0
君は何もわかってない、何もだ
756:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 04:23:51 hEw5lfZX0
ついに来週あのキャラが大活躍するのか?
757:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 04:35:07 JAgiXofdO
今週号に載ってたOADの広告でオブラートに包んではいたが一期も二期もクソって言ってるのには盛大にフイタ
758:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 05:02:40 6MDem9KK0
OADもクソだと思うぞ
PVの背景思いっきり手抜きだしな
何だありゃ
子供の落書きか?
759:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 06:26:12 0GY4W//o0
他所を比較するしか書くことが無いってことはOADもクソってことですね
わかります
実際絵は重要だけど絵だけよくてもモノが良くなるってわけじゃねーんだよなぁ
760:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 07:13:52 sMqxncs9O
ぬいぐるみママさんはドーラばあさんみたいなイメージ
歳はもうちょっと若いか
761:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 07:30:58 ZMOWRcnF0
>>217話目完成~。○○編と見せかけて、実は○○○に突入です。
亜子編と見せかけて、実は修羅場に突入です。
な、なんてこったい
ネギを巡って争う女の子たちの、あられもない姿が一杯なんですね。
762:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 08:23:15 9CLGQKYn0
763:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 08:23:38 9CLGQKYn0
764:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 08:34:36 9CLGQKYn0
765:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 08:44:39 9CLGQKYn0
766:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 08:56:42 9CLGQKYn0
767:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 09:01:17 9CLGQKYn0
768:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 09:05:11 q+dEWGLT0
なんなのこれ
769:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 09:09:54 XiQc39FJ0
>>217話目完成~。○○編と見せかけて、実は○○○に突入です。
亜子編と見せかけて、実は…
ハルナ
のどか
ラカン
アスナ
小太郎
トサカ
修羅場
どれだ?
770:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 09:10:10 9CLGQKYn0
771:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 09:13:51 Xgr7Q8jhO
トサカが普通にイケメンだったら非難轟々だったんだろうな今回
772:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 09:19:52 nZGIQ8ay0
>>769
最終章
773:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 09:20:53 MBWjDWU40
決勝戦だな
774:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 09:41:57 fopLMoFA0
ザジ編突入だろ
775:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 09:43:25 5ljL8e570
SEX
776:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 11:45:47 N2tAsWlZ0
その日はよく晴れ渡っていた日だった。
学園内を走っている鉄道から大勢の生徒とともにかけだした
「おはよーネギくん。」
「あ、まき絵さん、おはようございます。」
新体操部である佐々木まき絵が挨拶をしてきた。ネギもそれに快く答える。
こんな快晴の日は不思議と気分も良くなるものだ。
き~んこ~んか~んこ~ん
「みなさーん、おはようございまーす!」
「ネギ君おっはよー!」
「おはようございますー。」
教室で朝のHRを始める前にまずは挨拶である。
しかしいつもはこの声に混じって聞こえてくるはずの一番大きく艶やかな声が聞こえてこないことにネギは疑問を抱いた。
そう、いつもは教卓のすぐ前に座っていてネギに対し、常に笑顔を振り撒いているはずの2-Aの委員長、雪広あやかがいないのであった。
「あれ~、いいんちょさんはお休みですか~?」
普段休むことはないあやかがいないことにネギはそれなりにとまどっているようだ。
「いいんちょなら今日は風邪で休みやで。」
保健委員である和泉亜子があやかの休んだ理由を説明する。
「そうですか・・・・。」
『いいんちょさんが休むなんて・・・、珍しいな。うん、今日は放課後特に仕事も無いし、お見舞いに行こう。』
ネギはあのあやかが休むとはそれなりの症状だと思い、担任であるということも兼ねてあやかの部屋に行くことに決めた。
それが後にあんなことになるとは知らずに・・・。
午後5時半、ネギはあやかの部屋の前に立っていた。
「いいんちょさんの部屋は此処だよね。」
名簿とドアに書いてある部屋の番号を確認し、ネギはドアをノックした。
「いいんちょさん、ネギです~。いらっしゃいますか~?」
――返事が無い。
「あれぇ・・・いないのかなぁ・・・?」
あきらめかけたネギが帰ろうと足を動かそうとしたその時、
「ネギ先生・・・?」
気だるそうなあやかの声と共にドアが少しだけ開いた。
その間からは明らかに元気の無いあやかの顔が覗いていた。
「あ、いいんちょさん、無理をなさらないでください。お邪魔でしたら僕すぐに帰りますから。」
体調の悪さが目に見えてつたわってくるあやかを気遣って言う。
「いえ、そんなことはありませんわ。どうぞ上がってください。」
体調が悪いというのにネギが自分の部屋に足を運んできたのが嬉しかったのだろう、いつもと変わりない笑顔でネギを招き入れた。
「そうですか・・・。ではおじゃまします・・・。」
とりあえずあやかの部屋に上がりこんだネギは此処に来た主旨をあやかにつたえた。
「驚きましたよ。普段元気ないいんちょさんがいきなり休むんですもん。だから僕お見舞いに・・・。」
ネギがそう言うとあやかは微笑んだ。
「まぁ、私のことを心配して下さったのですか?」
「ええっ!?いや、あのぉ自分のクラスの生徒だからそれは、その、勿論・・・。」
ネギは照れたように頬を紅く染めて口ごもりながら返答した。
その後は今日の出来事や、授業での進度、等々雑談をしながら微笑ましい時間がすぎていった。
話を進めていくうちにあやかも気分が高揚してきたのであろうか、顔色も良くなってきた。
777:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 11:46:19 N2tAsWlZ0
時間は流れ時計の短針はもう「8」をさしていた。
「あ、もうこんな時間だ。すいませんいいんちょさん、長い時間おじゃましちゃって・・・。」
「あら、ネギ先生さえよろしければいつまでも此処にいてよろしいんですよ。」
あやかがネギに微笑みかける。
「ハハ、でも早く帰らないと明日菜さんが心配しますから。」
『・・・・・!』
ネギが口にした言葉にあやかは反応し、彼女の表情が曇った。
「やはり明日菜さんでないと駄目なのですか?」
「・・・へ?」
あやかの言っていることの意味がつかめず、ネギ間の抜けた返事をしてしまった。
「やはり明日菜さんでないと、ネギ先生のお姉さんの代わりにはなれないのですか?」
かなり不安げな表情であやかが訪ねる。それもそのはずだった。
明日菜は最初の頃はネギを毛嫌いしているようであったがここ最近では誰よりもネギの近くにいる存在であり、ネギにとって最も頼れる人物になっていた。
ネギに対する思いなら誰にも負けないと思っているあやかにとっては自分がネギにとって他人よりも低い存在として思われるのが我慢ならなかったのだ。
「うぷっ!?」
次の瞬間、あやかはネギを抱きしめていた。ぐっと力をこめて。離したらもう自分の知らないどこかへ行ってしまうような気がしたから。
「ネギ先生・・・・私、先生が2-Aの担任になるとみんなの前で発表した時から、ずっと気になってたのですよ、先生のことが。」
「・・・・・・・・・・・・。」
ネギはあやかの胸に顔を埋めながらあやかの言葉を聞いていた。
このときネギが反応しなかったのは突然の出来事になにがなんだか分からなくなっていたのもあるだろう。
だがあやかの切なそうな声と体や腕からひしひしと伝わってくる震えからあやかがいまどんな気持ちで自分に語りかけているのかはなんとなく理解できていた。
そんなあやかに対しどんな言葉を掛ければいいのかわからなかったのである。
「先生、・・・・私、本当なら弟がいるはずだったのですよ。」
「え!?」
あやかはネギに離した。弟が生まれてすぐに他界してしまったことを――。
「だから・・・・最初は重ねてたのかもしれません。先生と弟を。でも今は違います。今は先生を一人の男性として・・・・。」
「いいんちょさん・・・・。」
あやかの胸元からネギがあやかの顔を見ている。
「私、ネギ先生のことが・・・好きです。」
そう言われるとネギは顔を真っ赤に染めた。実年齢9才の少年が人生で初めて愛の告白を受けたのだから当然かもしれないが。
するとネギはあやかから少し離れて、
「あの・・、その、なんていうか・・・、その、ぼ、僕もいいんちょさんのこと、す・・・好きです!」
ネギがそう言うとあやかは微笑んだ。
「ありがとう・・・でもそれは先生としてでしょう?」
あやかは自嘲ぎみにネギに語りかける。そう言われてネギは困惑した。だがなんとか言葉を紡ぎ合わせて言った。
「で、でも、いいんちょさんが僕のことを好きだって言ってくれたのは凄く嬉しいです。だから、僕もそんないいんちょさんの気持ちにこたえたいです!」
そう言われたあやかはとても驚いた。表情にも表れていただろう。でもすぐに彼女は笑みを浮かべた。これ以上は無いと言っていいほどの笑みを。
そしてもう一度ネギを抱きしめた。目に少し涙を浮かべて――。
「ありがとう・・・・ネギ先生・・・。」
「いいんちょさん・・・。」
するとあやかは身体を少しだけ離し、
「先生・・・今だけは、”あやかお姉ちゃん”と呼んでもらえませんか?」
と言った。そう言われるとネギは顔を赤らめて、恥ずかしい気持ちと戦いながら声は振り絞った。
「あやかお姉ちゃん・・・。」
ここであやかはすこし意地悪な笑みを浮かべた。ネギが恥ずかしい気持ちを抑えて言ったことを知っていて。
「ふふ、もっと大きな声で言って。」
ネギの顔がさらに羞恥で赤く染まる。
「あ、あやかお姉ちゃん!!」
ネギが羞恥心を捨てきって言った。あやかの耳に届くように大声で。言い切った後少し半ベソをかいていたが。
「はい、ネギくん。ふふ、ごめんなさいね、意地悪しちゃって。」
その声は先程のものとは違い、優しさに満ち溢れていた。
778:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 11:48:20 N2tAsWlZ0
するとあやかはネギの顔に自らの顔を寄せた。
「お姉ちゃん・・・?」
少し不安な表情をしているネギに、優しい笑みを浮かべたまま自らの唇を重ねた。
「・・・・・・・・・!」
ネギは驚愕していた。自分の唇にあやかの唇が重なっていることに。しかし、嫌悪感は全くなかった。むしろ嬉しさすら覚えているかもしれない。
自分が今、こんなに美しい年上の女性に愛されていることに。
あやかはネギから顔を離すとネギの服に手をかけた。
「?お姉ちゃん、何を・・・・・?」
「ふふ、二人で、とてもきもちのいいことをするのですよ。」
あやかは次々にネギの身につけているものを脱がしていく。
そこでネギはあえて抵抗しなかった。さっき『あやかの気持ちにこたえたい』と言ってしまった建前もあったかもしれないが、
何よりネギ自身、”とてもきもちのいいこと”に興味があったからだ。
「は、恥ずかしいです・・・・・。」
もう既にネギはパンツを残し、あとはあられもない姿になっていた。
「だいじょうぶよ、ネギくん。私も脱ぎますから。」
779:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 11:49:23 N2tAsWlZ0
「う……うーん……」
明朝から修学旅行明け最初の新聞配達だというのに、明日菜は全然寝付けない様子である。
楽しんだり、普段の勤労学生な身分にすればよい息抜きになるはずの修学旅行が、
友人の親族のいざこざに巻き込まれる形で、日常ではありえない大冒険をする破目となり
度を超した肉体・精神の疲れによって、タフさが身上の彼女でも却って眠れなくなるのも無理はない話。
しかし……。
(……あー、まただ……またネギの事を意識してる…別に今特別に心配してるでもないのに……。)
今の明日菜が寝付けない理由は、前述のとは違う物がありそうな雰囲気である。
(そりゃ確かにカモに言われた手前勢いで本音を吐露しちゃったけどさ……何でだろ、
別に変な事言ったわけじゃないのに……まだ子供なのに凄い勢いで酷い目にあうネギが心配なだけなのに……。)
とくんっ……
(そんな……何で、何で、ネギのこと考えただけで、こんなに心臓がドキドキいうの……。
今まで、高畑先生と会っている時ぐらいしか、こんなにドキドキする事なかったのに……。
今でこそ、ネギのことそんな嫌いじゃなくなったけど……なんかコレじゃいいんちょと同じだよ……。)
いくらなんでも子供を嗜好するのは自分としては如何なものか、そう思った明日菜は
気を紛らわそうとして、ベッドの棚に置いてあるタカミチの写真をじー、と凝視した。
一通り網膜に焼き付けた後は、修学旅行のときに木乃香の実家から貰った
関西呪術協会会長=木乃香の実父の写真を同じように眺めた。
駄目押しにと、パルに奨められて少しずつ読んでいる「○文字D」や「○岸ミッド○○ト」、「ゴ○ゴ○」「バ○」
を物凄い勢いで読み進めたりもした。
(いやだ、もう……こんなに忘れようとしても、ネギの笑ったり、泣いたり、怒ったり、落ち込んだりする顔が出てくる……。
確かに笑っているときは、何か事が成功したのか、素直に嬉しいと思うし、泣いたり怒ったり、落ち込んだときは
自分の剣呑な態度に落ち度でもあったか、クラスの連中に変な話題の肴にされたか、
また何かクラスを巻き込ませたくない事が起きたのか心配になるわよ。でも、でも……本屋ちゃんみたいな感情までは……。)
じゅん……
(!!)
心でネギにそんな感情を抱くのは違うと言い聞かせても、体の方が、正直なのかひねくれ者なのか、
ネギの失敗魔法で毎度白日に曝される薄い布切れの奥にある深淵は熱く疼きだし、快楽の証を湛え始めている。
(嘘……私……濡れてる……ネギのこと考えて……感じてる!?
でも……違う!ネギに抱いているの良い感情は、まだ子供じみた面こそあれど人としてどうかであって、
男としてどうかじゃない!あ、いや、そりゃ何気に美形だとは思うけど……そうじゃなくて!もう頭にきた。自分に。意地でも吹っ切る!)
ネギに対して何かと突っかかっていた2年末期の如き鉄の意志を、ネギに対する感情の突然変異を
抑止するために全て使い込み、何とか深い眠りに付こうとしていた。しかし、それを嘲笑うかのように、体は余計に熱を帯びていった。
780:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 11:50:28 N2tAsWlZ0
(駄目だ……。余計に変なこと考えちゃう……。
…………そーいえば……奴があんなこと言ってなければ、
こんな、自分の発言に苦しむことなんかなかったんだ。よーし……ネギには悪いけど、ちょっとお仕置きしちゃえ♪)
「zzzzz..........兄貴ぃ、もう勘弁してつかぁさい..........あ、いや、彼女たちが嫌いってぇ訳じゃないスけど、
もうお腹(?)いっぱいで..........ぐげ!あ、姐さん!もうしないから赦して..........
て、あれ、夢か..........ど、どうしたんです姐さん、深刻さと悪巧みが渾然一体と化した顔しちゃって?」
「何か凄いおめでたい夢の途中悪いんだけどさ……ねぇカモ、ちょっと手貸してくんない?手どころか足全部と尻尾も使うと思うけど♪」
「へい、何でやしょう?兄貴が嫌がることでなければなんなりと。」
「大丈夫よ。少なくともネギ自身には何もしやしないから……。」
「で、何をすればいいんスか?」
「 こ う す る の よ っ ! ! 」
「ウボアー!!」
明日菜はそう言ってカモを逃げ惑う鰻を掴むようにおもむろに握り締めると、
濡れそぼっている自らの秘部に頭から胴体まで一気に挿入し、一旦その部分をめくっていたぱんつを元に戻し、
より深く穿きこんで蓋をし、さらに内股を強く閉めて厳重にカモが逃げ出さないようにした。
内股をきつく閉めながら、明日菜はパジャマの前を開き、タカミチの写真を表が見えるように咥えながら、
最近成長著しい程よく膨らんでいる胸を軽く揉みだした。
「くぁwsでrftgyふじこ!!」
「あっ……ああんっ、これ……いいわ、はうんっ!カモ、もっと暴れなさい?」
普段めったにお目にかかれない、穢れを知らない10代半ばの少女の陰部とはいえ、
息苦しいことには変わりは無く、何とか脱出を試みようとして必死に足掻いてみるカモ。
しかし、丁度良い太さ(?)の体のひねりや振動、四肢の激しい動きは、
その肉の落とし穴の持ち主である明日菜にとっては、雑誌や与太話でたまに聞く「おもちゃ」と同然の
快楽を与えるギミックでしかなかったのであった。
「んふっ……んん……あん…………?」
口に咥えたタカミチの写真をオカズに、『カモ・バイブ』で下半身を、両手と指で上半身を
快楽に委ねる明日菜であった。が……。
(あれれれれ?何でだろ……下のほうにカモが入るぐらいに良い感じになったのに……。
胸とか、脇とか、弱いところ触っても全然イケそうに無い……なんか空虚な感じ…………。)
「はぁ……。」
『カモ・バイブ』を挿入しているにも関わらず反応しないのを何とかするため一呼吸置こうと、
明日菜はため息をついて、内股は継続して閉めつつリラックスした体勢を取った。
(おかしいなー。あんだけ感じて、カモもすんなり入ったのに…。
幾らさっきネギの事考えて感じちゃったといっても……いいんちょや本屋ちゃんじゃないんだから、
ネギをオカズにするだなんて……だってあいつまだ子供……でも……子供だけど……だけど……。)
781:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 11:51:58 N2tAsWlZ0
「ふあああっ!?」
不意にネギを意識した瞬間、明日菜の体に電撃が走る。
先刻から深淵にカモを封じ込めているため、衝撃の度合いは入れる前の比ではない。
体温が上昇し、顔を含めて体中が紅潮し、かつ、反応が俊敏になる……。
(やだ……またネギの事考えたら……
ああ……体が熱い……何かが触れるたびにこそばゆい……
そんな……年端も行かない子供でこうなるなんて、これじゃ私……変態じゃない!!でも……でも……)
さわ、さわ、さわ、さわ……むにゅ、むにゅ、ぎゅうっ!
「はぁん、あ、あん、はあぁっ!」
くいっ、くり、くり、くり……くいっ、ぎゅ~~っ、ぽよん!
「ひいっ、ぎっ、い、い、ひあああんっ!」
乳房を撫でたり、強弱をつけて揉みしだいたり、乳首を転がしたり、つまんでひねったり、引っ張ったり。
その一連の胸への緩急ある愛撫と、『カモ・バイブ』の無駄な足掻きで、明日菜は凄い勢いで高みに達しようとしている。
いつの間にか、声を抑えるのにも役立っていた、口に咥えたタカミチの写真は寝床に落っこちている……。
(ネギ…ネギ…そんなに、泣かないで…責任、感じちゃうじゃない……。
嬉しい顔で、何かを報告するのも、だめ……変に、高揚しちゃうから……。
目標に向かって、嫌な困難を乗り越える姿…ちょっとカッコイイよ……
でも、どこかに行ってしまいそうで、切なくなる……。
日本での修行終わったらどこに行くの……故郷?それとも、お父さん探すの?
それとも……好きな人とどこかで……好きな人?
そういえば、好きな人の事、全然知らない……ねぇ、誰?
お姉ちゃん、ていう答えは無しよ……アンタの事知っていて、私じゃ勝負にならないし、それ以前に近親だし。
それじゃ、一番触れ合っている時間が長い、クラスの中ではどうかな……
このか?ガサツな私と違って、家事全般できるし、そこそこ頭もいいし、気も回る……。
いいんちょ?アレは暴走するととても危険だけど、根は悪くない。ドジも多いけど、
何でもござれで財力もある。それに、過去の事情や勘違いこそアレ、アンタを弟のように可愛がっている……。
本屋ちゃん?普段は凄く臆病なのに、アンタの事となると、危険顧みずに飛び込んでくる。
それでいて、頭の回転は緊急のときでも良く回るし、アンタへの想いは、私や、先の2人よりも、深くて強い……。
それに比べたら、私は……ガサツで、馬鹿力で、何かにつけて口うるさくて、
最初のうちはそれこそ追い出そうともしていた。そして、アンタの事、何となく判ってきて、何か力になろうとしても、
何だか気合ばかりが空回り……。凄い有用な仮契約の力まで貰っているのに、あまり役に立っていない気がする。
ふっ……所詮は、アンタのお姉ちゃんの面影だけで、繋がっているだけ……。それだけでも……本当は嬉しい。
でも……もし、その時が来て、離れ離れになったら……切れちゃうの?
唯一の、それでも、他のみんなより強い繋がりが……イヤ!それだけはイヤ!
知りたい!未だ知らないアンタをもっと知りたい!それまでは切れちゃイヤだ!
行かないで……故郷にも……遠い何処かにも……このか…いいんちょ…本屋ちゃん…他の仲間の許もダメ……
アンタの為なら私ももっと頑張る!だから……何処にも行かないで……お願い……ダメ……絶対に……ああ、ああ……)
「ああああっ、ネギ、ネギ、ネギぃ━━━━━━!!!!!」
782:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 11:54:26 N2tAsWlZ0
ぷしゅうううううううううう!
びくん、びくん、びくん、びくん、びく……
普段、素直に言えないネギへの気持ちと、ライバル(?)への嫉妬を嬌声に変えて、
それと共に内から湧き上がる強烈な快楽を伴って、背中を反らして硬直させながら、
激しい潮と、生体バイブと化したカモを打ち出しつつ昇天し、そのままぐったりと床に落ちた……。
「ふぅ~、やっとこさ出られたぜ......いくら若い娘の中とはいえ、俺っちが妖精とはいえ、
あの中に長時間は結構きついぜ..........しかも、何故か急激に体砕けるぐらい締め付けてくるし..........。」
「……ネギ……勝手に先行って消えちゃ赦さないからね……あ、カモ……ゴメン、さっきは……。」
「いいって事ですぜ姐さん。姐さんのお役に立てたし、姐さんという若い娘の中を味わえたし。
それに比べりゃ窒息死寸前だの圧死寸前だのはどうって事無い事でさぁ..........ときに姐さん、イク寸前とさっきのうわ言で兄貴の名前を」
「皆まで言うな。もうちょっとデリカシーというものを考えなさい、このエロガモ!……ま、そういう事よ……ふっ?」
「あれ?いつものように俺っちをスパーンとは..........?」
「今はそういう気分じゃないの…悪い意味じゃないけどね……。」
「..........??(なんか調子狂うな..........ま、姐さんが素直になったと思える形跡が見えたから、良しとしますか..........。)」
普段なら、景気良くお仕置きされるシチュエーションにも関わらず、明日菜は薄く微笑んで見逃すだけという結果に、
調子を狂わされて釈然としないながらも、信頼する主人の従者の進歩を確認して、カモは何とか納得しようとしていた。
「……ふあぁあ……あ…すなさん……どうしたんですか…いきなり僕の名を呼んで。」
明日菜の叫びを呼んだものと思って目を覚ましたネギ。ソファからゆっくりと身を起こし、明日菜のベッドへと歩き出した。
それに気づいた明日菜は、パジャマを整えて、はっきりした普段とは違う、穏やかだけど少し気だるい、陰のある笑みで招く。
「ねぇ、ネギ……最近、一人で寝る事多くなったけど、寂しくならない?たまには、前みたいに一緒に、寝ようか……おいで。」
783:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 11:55:41 N2tAsWlZ0
「おいで……。」
素直になれない気持ちを整理してもやもやを吐き出した明日菜はネギを寝床に招く。
「えっ…。いいんですかアスナさん?邪魔じゃないんですか?」
いつもと雰囲気が違うことを察し、梯子に足をかけるのを一寸躊躇するネギ。
「ふふっ、たまには良いかな、って思っただけよ。そりゃ普段こんな風に誘わないから珍しいだろうけど、そんなに怖がらないで……。」
「で、でも……いつまで経っても添い寝してもらうだなんて、今まで迷惑に思っている風だったから」
「ゴルァ!今は先生として振舞っているわけじゃないんだからガキらしく素直に甘えとけぃ!♪」
「うわあっ!」
普段では想像しない態度を取ったので違和感を覚えるのでは、と承知していたとはいえ、
やはりというか、変に生真面目に拒否しようとしていたので、隙を見ていつものテンションで怒声を出しつつ、
でも妙に嬉しそうな顔で、ネギを豪快に釣り上げて強引に自分の隣に横たわらせて、一緒に布団を被った。
「…………。」
「♪」
無意識のうちに隣に入ってきたことはあっても、意識がある程度はっきりしたとき、
それも、普段は嫌がっていた相手に何故か誘われるという経験が無く、どぎまぎして何も言えずに硬直するネギ。
それに対して、明日菜は、タカミチの居残り補修を受けているとき並、いや、それ以上に満足げな表情で、
ネギに背中から抱きつき、自分の体を程よく強く密着させ、胸の間の少し下にネギの頭が挟まっている事も
意に介さずにネギの表情・心拍・息遣い・温度を堪能している。
「ふふん……ネギの体、あったかい……。」
「あ、ぁのー、アスナさん……?」
「ん?なあに?」
「えっと……心遣いは嬉しいのですが……流石にこれは恥ずかしいので少し離れてください……。」
「全く……。ほぼ毎晩こっちにその気が無いのにこっそり入ってきてはこれくらい密着しておきながらよく言うわ♪」
「あ、あわわわ……そ、それは…………。」
「……もういいわ、そのときの話は。最初は、体面もあったから嫌がっていたけど……実の所、しばらく続いてから
逆にアンタが入ってこないと、少し寂しかったり調子が狂ったりしていたもんよ。……だから水に流しておくわよ♪」
「す……すいません……。」
「……私が赦すって言っているんだからちったぁ素直に受け止めなさいよ…あはは♪」
「あ、あははは……」
互いに密着しながら、眠りに落ちるまでしばし談笑する二人。
「それにしても、アンタ……思っていたよりもちょっと逞しくない?
もっと華奢かと思ってた……。流石は高畑先生に訓練されただけの事はあるわね……。」
「いえ……それ程でも……。修学旅行の時も、まだまだだな、と思っています……。」
「アレは相手が人間じゃないから仕方ないわよ……。でもさ、同い年の男の子同士だったら、
かなりイイ線行っていると思うけど。頭は良いし、可愛いし、多少ぼろは出るけど礼儀もしっかりしている。」
「そ、そうですか……?」
「私が幾らガキが嫌いと普段から言っていても、見る時には見ているもんよ。
この私が言ってるんだからさ、ちょっとは魔法以外の自分に自信持っても罰は当たらないわよ♪」
「あははは……アスナさんを信じます。」
784:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 11:56:48 N2tAsWlZ0
「ふふふっ…………でも、ね……。」
「でも?」
「私の心配の種が無くなる位にアンタが完璧な人間になるのも、なんかつまらないかな……。」
「??」
「例えば……同い年の男の子より何もかも優れている中に、神経以外の面で、弱いところないかなー…って。
誰にもさらけ出さないアンタ特有の弱み……私だけが知っていて、私しか弄れないような所。
アンタは私だけにしかそれについて打ち明けられず、私のみが自由に処置したり、悪戯したり……。」
「あ、あのー……話がよく見えないのですが……。」
「例えば、 こ う い う 事 ? 」
「!!!!」
ネギの体を誉めたり同年代と比べたりした後、明日菜は、突然何か物足りなさそうな
顔をしながらネギを正面に向け、ネギの顎を少し上に向けて、唇をふさいだ……。
「はああっ……うん……うんんっ!」
「んん……ううんっ……あはあっ!」
(あ……ちょっと紅茶の香りがする……。それに、ちょっと甘酸っぱいな……?)
仮契約の時と違って、義務的に済ましているという感じではなく、妄想の中でタカミチとやっているかの如く
甘く、激しく、ネギの唇、舌、口腔を貪りだす明日菜。
上手くネギの歯をこじ開けて舌を絡め、口腔にたまった唾液をすくって飲み込み、タイミングを合わせて
舌に吸い付き、自分の口腔に誘ったり、唇を塞いだまま息をしたりと、すっかりネギの口に夢中になっている。
時々、息継ぎのためにすこし口を離すも、ちょっと息をしたら(させたら)すぐに喰らいついて、執拗に舌を絡め合わせる。
「んん…………ふうん…………。」
(嘘…………前は渋々だったのに……今のアスナさんのキス……凄い……頭が溶けそう……。)
ネギの方も、いきなりの反応に戸惑いながらも、一番信頼を置いている従者のキスの快楽にすっかり溺れてしまっている。
「「ぷはぁーっ!」」
ようやく唇を離した二人。離れた後には、その余韻を表すように長い唾液の糸が読書投の光で薄く煌いていた。
「……これで本当の一番目、お終い、と。」
「え……?これは、二回目じゃ……?」
「へ?あー、仮契約の時ね。言ったじゃない、あれはノーカンだって。でも、今回のはちゃんと数えるから。だから一回目。」
「あ……。だったら、なんで「本当の一回目」を、タカミチにしないのですか……?」
「気が変わったの……。どうしても、アンタにしたかった……。」
「…………?」
明日菜とのキスの余韻に浸りながら、明日菜の不自然な心変わりを疑問に思うネギ。
「良かった……。神経以外にちゃんと人並みに弱い所あって。」
「??」
「さっきのキス……そんなに、気持ち良かったんだ。アンタのパンツ、いつ破れてもおかしくない位になってるわよ?」
「え…………あっ!」
785:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 11:57:47 N2tAsWlZ0
「え…………あっ!」
明日菜のキスで感じてしまい、ネギは股間を今までに無い位に痛々しく腫れ上がらせていた。
それはパンツの上からでも形が判ってしまう位で、腰のゴムすらも引っ張って、真上から見れば根元が丸見えである。
「ふふん……キスだけでこんなに大げさに膨らますなんて……えっちな事していないのに……。」
「あぁ……はうぅ……。」
「この…………エ・ロ・ガ・キ♪」
ふーっ…ぴちゃぴちゃ…
「んんんんっ!!うぅ…………はぁん!!」
妖しい笑みと声色で、ネギの耳元で罵りながら、耳に息を吹きかけたり
耳やうなじを満遍なく舐め回したりし、同時に腰に回した両手の指先で
外界に出たくて仕様がないネギの屹立をなぞったり撫でたりする様に愛撫していた。
ぬちゃ……
「ああ、ううっ……。」
「あら……ネギ、もう濡れてる……。」
直に触っているでもないのに、パンツの盛り上がりの頂上部からは、布越しであるにも関わらず
大量の先走りを湧き水のように湛え、お漏らしのような染みを作り出していた。
「全く……アンタ感じすぎよ。それだからみんなによくからかわれるのよ……。無能なわけでもないのに。」
「ご、ごめんなさい……。」
「別に謝る事じゃないわよ。体質だったら仕方ないわけだし。それに……」
「それに?」
「私も、みんなとは理由は違うけど、何かこう、「可愛がりたく」なってきてさ……。」
「な、何でアスナさんまで……ん、んんっ、ひああああっ!」
びくん、びくん、びくん、びゅくっ、びゅる、びゅっ、びゅ……
「えー!?もう出ちゃったのー!!」
明日菜の執拗な耳と首への愛撫と、股間の活火山への布越しの愛撫によって、
ネギはあっけなく第一波を迸らせてしまった。布越しであるのにも関わらず、その迸りは軽く宙に舞っていた。
「はぅ~、ご、ごめんなさ」
反射的に謝ろうとするネギの口を明日菜はキスで塞ぎ、再びネギを黙らせつつ蕩けさせた。
「だから、早さも体質的に仕方がないから謝らなくてもいいんだって。でも…幾らなんでもコレは早すぎね。
そんな、持ち主と違って見た目から逞しいのに中身は全然伴っていない駄目息子は…………こうだ!!」
「きゃあっ!?」
先走りと迸りで股間がしっとり濡れたパンツを脱がし、読書灯脇に置いていた
普段よく身につけてトレードマークにもなっている鈴付きリボンを手に取り、
勢いよく出しても衰えを見せない若い、それでいて年齢に合わない百戦錬磨の手練にも見える巨根の
根元を、持ち前の力とスナップを利かせてキツキツに締め上げた。
その様は、妖しい漫画等で、女の子が自分をラッピングして恋人に自分を捧げるアレを、ペニスでやっている様なものである。
「あの…アスナさん……すごく恥ずかしいんですけど……。」
「ふふっ、私が十分堪能する前に果ててしまった罰よ。みっちり鍛えなおしてあげるから。
ちなみに、そ・れ・だ・け・じゃないのよね~。エロガモー、ネギの一大事よ──!!」
(あー、なんか、勢いでやって自分で思うのもなんだけど、チンポにリボンつけたネギ、結構可愛いかも……?)
786:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 11:59:21 N2tAsWlZ0
(へい!姐さん、何の用でやんしょ?)
(とりあえずさ……さっき私がやったように、ネギのお尻で一暴れしてくんない?)
(えー!( д) ゚ ゚ マジっすか姐さん?そりゃ入れないことはないですが、まだ子供の兄貴にはちときついんじゃ..........)
(判っているけど…私とネギの今後のためには必要なのよ。もしやってくれたら今後必要無い時には勝負下着を寝床に使うのを許可)
(なんだか訳判らないけどその話、乗ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)
(よし、契約成立ね。頼んだわよ、カモ!)
明日菜の迫力と奇妙な報酬に押されて、ネギのアナルに特攻をかけるカモ。
「兄貴、兄貴と姐さんの今後のため、俺っちは鬼になりやす!どりゃあああああ!!」
「か、カモ君、君まで一体何を……ああああんっ?」
めりめりめりめりめり……
「あ、ああっ、んっ……そんな、中に強引に入らないで……ひうっ、あ、暴れちゃだめぇん!!」
ちりん、ちりん……
「ぐおおおお……。」
明日菜がしたのと同じことをアナルでやられ、圧迫感を伴いながらも強烈な快楽に飲まれ、果ててしまうネギ。
だが、ペニスの根元は強烈に締め付けられており、イッても外に放出することができず、気持ちの悪い圧迫感が残ってしまう…。
「鈴が鳴った……もう一回はイッちゃったんだ……でも、まだまだこれからよ……ネギ?」
ぴちゃぴちゃ……ちゅう、ちゅ、ちゅ……
「もう……チンポ以外にも色々感じやすいからまさかと思ったけど……胸まで弱いなんて……エロにも程があるわよ♪」
「そんな事言ったって……自分じゃ…ふ、ふああっ!クリクリしながら吸っちゃ駄目ぇ!!
……い、いぎいいいいいっ!カモ君……そんな所、尻尾で撫で回さないでんあああああ!!」
ちりん、ちりん……
(カモ、ただお尻だけじゃなく尻尾までフル活用するなんて……グッジョブよ!餌代も少し出してあげようかな♪)
明日菜に両乳首(片方は手で摘まれ、片方は唇と舌で舐りまわされ)とペニスを、カモにアナルと陰嚢を責められ、
ネギはまたしても快楽の音色をペニスの鈴で奏でていた……。
「ひぃっ!あうあうあ……そんな、弱いとこそんなに一編にやられたら、僕、壊れちゃう……うあっ!」
「駄目。すぐにイカないための訓練だから、壊れるぐらいやんないと意味がないわよ♪」
(ふふふ、カモが扱いてくれるからこういうありえない状態もできるのが有難いわー?)
「ひぎ、くぅっ、うおおおおお……!」
ちりん、ちりん……
ペニスへの刺激をカモに任せ、両手でネギの乳首を緩急つけてこねくり回しながら、舌で
耳やうなじを責め、時々ねっとりとキスを交わしたりもしながら、体全体のネギの弱点を連携技で攻め抜き、
また「鈴を鳴ら」させた……。
787:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 11:59:51 N2tAsWlZ0
「へー……それにしても、アンタのチンポ、とんでもなく立派ね……私の顔より長いなんて。」
「そ、そんなに見ないでください……僕、すごく気にしていて、恥ずかしいんです……。」
「コレだけのモノを恥ずかしいだなんて、それじゃ宝の持ち腐れよ……。
せっかく私たちがこうして強化に協力してあげているんだから、自信を持ちなさい!」
「じ、自信って……やあんっ!そこそんなに擦っちゃ……あぁん!」
「ふふっ、ネギの亀頭、柔らかーい。軸は鉄みたいに硬くて熱いのに、
グミみたい……。ここ弄られるの好きみたいね…それそれっ!ぷにぷに、うりうり~♪」
「あああああ!!あんっ、あんっ!!」
ちゅぷ……
(あ……根元縛ってるのに先走りは出るんだ……必死になってるみたいでいいかも?よーし、もっといじめちゃお!)
根元縛られているゆえに勢いこそ無いものの、しっかり染み出した先走りをみて嬉しくなった明日菜は
先走りを潤滑油代わりに、亀頭やカリの繋ぎ目、裏筋、そして軸により一層激しく指を擦らせた。
「あああっ、そんな強くこすっちゃ、あ、あ……!!!」
ぶっちーん……
「え、ぶちっ?……」
びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅる…………
「ひゃああああああああああん!駄目、今出ちゃ駄目!怒られちゃうぅぅ!あ、ああ、ああああああああああ!!」
「ちょ、ちょっと、何でリボンが切れてわひゃあ!ちょ、ちょ、多すぎ……ウボアー!!」
びゅくっびゅくっびゅくっびゅくっびゅく…………
堰き止められた分が限界を突破したのか、尿道を膨らませてリボンを引きちぎり、
外の世界を待ちわびたかのように一気に飛び出し、ネギの体と、明日菜の顔を白く染め抜いた……。
びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ、びゅく、びゅく、びゅるる……
「……ちょっと、精液の圧力だけでリボン切っちゃうなんて……大きさとその点だけは京都の鬼並ね…。」
「はあ、はあ、はあ……ご、ごめんなさい……こんな事になっちゃうなんて。」
「……ううん、気にしないで。私がやったことだからさ……。」
「……でも、アスナさん、どうして……こんな事を……」
「……………の…………からね……。」
「え?」
今回、突然に積極的に迫り、尚且つ、普段のように煙たがるのからではなく、嬉々としていじめた理由について
問おうとしたとき、明日菜は、それで我に返り、少し嗚咽を交えながら、淡々と語りだした。
「……アンタの…所為だからね……。」
788:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:00:14 N2tAsWlZ0
「えっ……?僕、また何かアスナさんの気に障る事でも……?」
普段、怒気混じりで同じ事を言われる場合は大概「ごめんなさい~」で逃げ回ったりおどおどするはずなのに、
あまりにも普段と口調、雰囲気が違うために、思わず改まって聞いてしまっている。
「違うの……。ううん、違わない。けどいつもとは違う……。」
「??」
「私……アンタの事を最初は大嫌いだった。いけ好かない生意気なガキだと思っていた。
だって、いきなり初対面で失恋とか何とかいうわ、
証拠隠滅とか言って魔法失敗させて素っ裸にさせるわ、
出所不明の薬で混乱に陥れるわで…………。
だから、よく追い払ったり、邪険な態度で取り合わなかったりもした。鉄拳制裁なんかもしたわよね……。」
「ごめんなさい……。」
「今アンタから謝罪を求めようという気はないわ……。
えっと、さっきの続き……。でも、そんな冷たい私なのに、アンタは、しつこくっついて回っていた。
お姉ちゃんに匂いが似ているからといって、本当の姉のように懐いてきたりもした。
しかも、何の関係もない、こんな冷たい、体力以外何も取り柄の無い私に対して、
私を気にかけている理由と身上、そして、夢として抱いている目標の事までまで真剣に語って……。」
「…………。」
「それからかな……私の中でアンタの見方が少しずつ変わってきたのは。
私の言った事を気にして図書館島で力封印してみたり、
ムカつく位の多勢に無勢な状態でエヴァちゃんに一人で立ち向かおうとしたり……。
そのときは、まだ自分の本心と建前のプライドの間で揺れ動いてて、
また、あんたを信じきれていなかったのがあってあんな事やこんな事を言っちゃったけど、
そして、それらの事が終わっても、お姉さん風吹かしてアンタには言わなかったけど、本当はちょっと後悔してた……。」
「…………。」
「そうしていく内に、いつの間にか、アンタの事、悪い意味じゃなしに気になるようになってきてて……。
皆に感づかれるのが怖くて、からかい半分で疑われるとすぐムキになったり、
アンタが私から離れている時や、他の子と接触があるたびに、
いつのまにかアンタの事を考えるようになってた。
例えば、疑わしいことがアンタ絡みで起こった時、私はよくアンタに先に言ったりするでしょ?
アレは頭にきたわけじゃない……アンタがそういう間違いを犯すのが……
まさかそんな事したんじゃと考えるのが、すごく、嫌だったからなの。それは誤解しないで…………。」
「そうだったのですか……。」
「それらの積み重ねが、木乃香の実家での一悶着の前の電車の中で
カモにからかわれて口に出したあの発言。ちょっと照れ隠しで強く言っちゃったけど、あの発言には、嘘は無いから……。」
「…………。」
「本当はあんな面倒なことには関わりたくなかった。
木乃香やいいんちょ、クラスの皆、そして高畑先生と、
泣いたり笑ったりしながら普通の学園生活を送りたかった。
けど……そこにアンタは悪気を微塵も感じさせない笑顔で割って入ってきた!
わけもわからない漫画みたいな力で色々騒がせた!
私を巻き込んだ!それどころか他数名をも巻き込んだ!
普通に暮らしていれば巻き込まれない一大事にも首を突っ込まされた!
死ぬかと思った!本当に死ぬかと思った!
怪しい島の深淵で!市境の橋の上で!いわくありげな親友の実家の中で!
普通の生活を、青春を、人生を送ることは出来なくなると思った!アンタの所為で!!」
「アスナさん落ち着いて!」
789:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:01:07 N2tAsWlZ0
「でも…それなのに…それなのに……。
アンタの事を嫌いになれない…。無視することが出来ない…。
時々失敗することもあるけど、そのアンタの努力、根性、行動力、責任感、夢。そんなの見たり感じたりしちゃうと…、
アンタの事が気になって、気になってしょうがなくなる……。
アンタの人生だけじゃなくって、気にしたところでお金にもなりゃしないアンタの事細かいところまで……。
アンタ自身は、教師だからと、イギリス紳士だからと、あまり多くを語らないけど、
元々私は、最初はアンタを嫌っていたから、知るつもりなんか毛頭無かったけど、
今となっては、アンタに熱烈に迫る一部を除く皆みたいに、知りたくて知りたくてしょうがなくなってる……。
皆とは違って、すごく遠回りになっちゃったけど、私も、皆と同じになっちゃった……。
でも、今思うと、そんな遠回りも良いものかもしれない。
アンタの実情を多く見ている分だけ、嫌な面も見てしまっているけど、
それと同時に皆の知らない良い面も見ている分、私は、アンタを皆が思っている以上に可愛く思える。そう思う自信がある。」
(まさか、アスナさんは……)
「そうして、アンタが可愛くって可愛くってしょうがない気持ちが積もりに積もって、
さっきはなかなか寝付けなくてアンタをオカズにオナニーしちゃったし、
その時にアンタの名前言っちゃってアンタを起こしてみたり、
それをここに呼びつけてエッチな悪戯しちゃったり……。
私がその気持ちを我慢できなかった責任もあるけど、
元はといえば、ガキ嫌いな私を陥落させて、こんな衝動に駆らせたアンタの責任……だから、アンタの所為、て事?」
(!!……アスナさん、こんな可愛い顔するんだ……。
タカミチの前でも、こんな顔見たこと無い……。でもなんで僕に?まさか、やっぱり……。)
泣きながら、怒りながら今までの心境とその変化を吐露した明日菜。
それらを吐き出した後、憑き物が取れたかのように、先ほど行った行為をネギの責任となすり付けた理由を、
今まで見たことも無いような可愛らしい笑顔で告白した。
その笑顔にネギは心を惑わされながらも、その手の思考は判らないなりに考察し、口をつこうとする……。
「まさか……アスナさんは、僕の事を、」
「言っちゃダメ!!」
「!!!あん、ん……。」
明日菜の心情を察し、それを言わんとしたネギを、核心を言い終わる前にキスで唇を塞ぎ、牽制する。
(え…何で怒って止めないのアスナさん?いつものように叩いたりとか追っかけまわしたりとか……でも、このキス、すごく気持ちが伝わってくる!)
(知られちゃった、私の本心……でも、まだ今はダメ!まだ言わないで!アンタの為に、私の為に!)
「「ぷはっ、はあ……はあ……。」」
「あ、アスナさん……。」
「いい、ネギ。さっきの言いたかったことの続きは、絶対言っちゃダメ。
もし言いたいのなら、アンタの目標を達成できたときにしなさい!
私も、そのときが来るまで言わないから。いい、判ったわね…………。」
「は、はい……でも、なんか、言わんとしている事が判ったように言っているのは何故ですか?」
「アンタの言いたい事と、アンタが私に対して思っている事、
そして、私がアンタに対して思っている事、どうせ一緒でしょ?
だったら、その思いを胸に秘めつつ互いの目標へ邁進し、
その時がきた時に互いに言ったほうが価値があるに決まってるじゃん♪」
「…………。」
(何か、上手くはぐらかされたような気がするけど、良かった……自分の予感と、気持ちが正しくて♪)
「でも……このまんま悶々と引きずって、今後がめちゃくちゃになるのもなんだから、
その時の後の予行演習をかねて、今夜だけは、私達が思うがままに楽しんじゃってスッキリしちゃおうか♪」
「えっ……は、はい!」
790:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:01:47 fopLMoFA0
専ブラって便利だなあ
791:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:02:01 N2tAsWlZ0
「ん……んんっ……んっ……」
「んあ……ふん……んーん…」
ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ……
静かな真夜中のベッドの上、ネギと明日菜は一夜限りの恋人同士の睦み合いを楽しんでいた。
まだ最初の抱き合ってキスをしている段階だというのに、強く抱き合った体を互いにくねらせ、
お互いの感触と温度を最大限に味わい、それに合わせるようにキスも、
唾液の水音がはっきり聞こえるくらいに互いの舌と口腔を激しく出入りさせてお互いのそれらを味わっている……。
「ふん、あ、あん、あ、アスナさぁん……。」
「ああんっ!可愛い、可愛いよ、ネギっ!」
名前を呼び合って、想いをを確認すると、またすぐに激しく唾液の水音を立てながら唇を貪り合い、
それと同時に強く抱きしめあって体を強く抱きしめながら、互いにまさぐり合いに没頭し始める……。
「ぷはぁ、はあ、はあ……にしてもアスナさん、さっきから、事あるごとにすごいキスしてる……。」
「ふふん、だってアンタ、何かと余計なことを口に出すこと多いじゃない。
それを遮るのに、引っ叩くよりも有効な手段といえば、口塞ぐことぐらいしかないわよ。それに……。」
「それに……何ですか?」
「何か悔しい気もすけど、アンタのキス、柔らかくて、すっごく美味しくって、癖になっちゃいそうなの……?」
「!?」
(な、何てこというんですかアスナさーん!は、恥ずかしいじゃないですかー?!)
どくん……
(あれ……何か急に体が熱くなってきた……ドキドキも強くなってきて……アスナさんに恥ずかしい事言われただけでこんな!)
時々部分的に憎まれ口的な表現があるとはいえ、普段の明日菜からは想像し得ない
気恥ずかしい誉め殺しに、ネギの心は恥ずかしさで一杯になり、激しい動悸とともに体中が紅潮しだしていた……。
「コラ……だめよ、がっついちゃ?」
「え?…………あぁっ?!ご、ごめんなさい……。」
先ほどの興奮から、ネギはペニスをはちきれんばかりに再び膨らまし、明日菜の鳩尾を知らないうちに小突いていた。
「こういう時は、互いにじらしじらされながら最後を迎えるのが、
日本的に言う風流って物よ。普段勉強教えてもらっているお返しに、じ・っ・く・り、教えてあげるわ?」
「にゃあああっ!あ、アスナさん……そんなとこ転がしちゃ、だ……ひいいっ?」
ネギの今の状態を知るや、恍惚に浸ったかのようにとろんとした口調や顔ながら
からかうかの様に言い放ち、興奮によって小さいながらもぴくぴくといきり立つネギの両の乳首を弄び始めた。
「アンタの乳首……小豆みたいに膨らんで勃起しちゃってる……しかも猫の肉球みたいにぷにぷにしてて……すごく触り心地いいよ?」
「ああん……僕、女の子じゃなのに……うああっ、おっぱい……し、痺れちゃう……いぎいっ!」
「現にココでこんなに感じてるんじゃ説得力無いわね♪てか顔と声は既に女の子になってて、可愛いわよ……。」
「!!」
(かああっ……)
「あ♪なんだかおちんちんみたいに硬くなってきた……全く、生まれながらのエロね、もう……つねっちゃお!」
「あうっ!爪ダメぇ!でも……痛いのに、頭痺れちゃう……!」
792:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:03:00 N2tAsWlZ0
ネギの乳首の感触に夢中になる明日菜。摘んだり、ボタンのように押したり、引っ張ったり、爪で引っかいたり、
食い込ませるようにつねったり、指の腹や掌で転がしたり、デコピンのように弾いたり、5本指でハリセンのように擦ったり。
そうした執拗な乳首責めに、ネギは、射精無しで意識が飛ぶような快感を得る寸前にまで追い詰められていた。
「はぁはぁ……アスナさぁん……僕、もう、ダメ……。」
「?」
(ニヤーリ)
「あっ、ダメ!止めちゃ……。」
(ニヤニヤ)
ネギの「ダメ」を聞いて、確信犯的にネギの期待を裏切る行為=乳首責めの中止を実行する明日菜。
思ったとおりに落胆し、その先を期待していたネギの顔を見て、してやったりと小悪魔的にほくそ笑む。
「あれー?ダメなんじゃなかったの?」
「いや……そうじゃなくって……その……もっと、続けて……。」
「んー?何の続きかなー?」
「え……さ、さっきの続きを……。」
「さっきって言っても、具体的に言ってくれなきゃ判らないわよ?」
「うう……あう……そんな……恥ずかしいです……ううぅ……。」
判っていながらあえてシラを切り、具体的に何をしてほしいかを言えなくて困るネギをじらす明日菜。
乳輪の縁をゆっくりと、乳首に当てないようになぞって中途半端な快感を与えることで、ネギの羞恥心を的確に煽っている。
「んもぅ……ガキのくせに素直じゃない。変に立ち位置やプライドに拘ってる。
して欲しい事素直に言えばいいじゃない?だからよくトラブル抱え込んで泣くのよ。」
「!!」
「……で、おっぱい気持ちいいんでしょ?いやらしく弄られるの好きなんでしょ……?」
「……は、はい……。」
「おっぱい気持ちいいです、感じちゃいます、だからもう一度弄ってください、って言えば済む事じゃない。
どうせ見聞きしているのは私だけなんだから、恥ずかしがらずに遠慮なく言ってもいいのよ。ほら、言って?」
「……うう……あうっ!……ううっ……んんっ!」
先刻から続けている乳輪なぞりに、時々乳首に指を当てたり擦ったりを加えて、ネギの誘導を喚起している。
「あ…アスナさん……。
僕は……男のくせに……おっぱい……弄られて、気持ちよくなっちゃいます。
だから……さっきみたいに……いっぱい、おっぱい苛めて下さい、お願いします!」
「はい、よく言えました♪ふふっ、素直に言えるもんじゃない?
言いにくいことを素直に言えた御褒美に、さっきよりもっとすごい事をしてあげる。いい、いくよ……。」
「あ━━━━━━っ!ア、スナ、さぁん!そ、そんな……くあっ!!うおおおおお!」
羞恥心で顔を真っ赤にしながらも、己の希望…この場合で言う欲望を素直に答えたネギに、
明日菜は、舌と唇による愛撫と、無い胸の肉を寄せて擬似的に揉みしだく行為を加えて、応えた。
「あーっ、あーーっ、にゃあーっ、はあ、はあ、はあ……あ、アスナさん、これ、凄い……。凄くいい!」
(やっぱり……アンタのお父さんもエッチなのかな?まぁ、居ないことには判らないけど……
それにしてもアンタ、エロ過ぎよ!こんなことでここまで感じるなんて……手抜けないじゃない!)
素直な返答に加えて、期待以上のリアクションに、明日菜はそれに応えようと動きを激しくした。
舌先で突っついたり、舐め回したり、唇で挟んだり、ねじったり、前歯で噛んだり、口中に頬張ったり、加えたまま引っ張ったり。
空いた両手でも、淋しい片乳首を先刻のように指で愛撫したり、女性の乳房のようにさすったりもんだりして、ネギの胸に極限まで快感を刷り込んだ。
「アスナさぁん……おっぱい、凄く感じちゃって、気持ちいいですぅ……もう、おっぱいだけで…イッちゃいそう……ああ、もうダメぇ?」
びちゃ、びちゃ……
「感じてるの、おっぱいだけ?ネギ。」
793:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:03:21 N2tAsWlZ0
腹部に、強い勢いでかかる先走りを感じ、次をそれとなく促す明日菜。
突然の問いかけに首を強く横に振って否定するネギ。そして……。
「……おっぱい気持ちいいと、おちんちんも……一緒にうずうずしてきます。だから……おちんちんも、一杯気持ちよくさせてください……?」
「……まだ私はそこまで聞いてないわよ?ふふん、でも、そこまで言われちゃ仕方が無いわね。今日は特別よ?覚悟してイッちゃいなさい?」
期待していた以上にズバズバと素直に言われたのに一寸ぽかんとしたものの、逆にそれが嬉しくなり、ノリノリでペニスに攻撃の手を伸ばし始めていた。
ネギのペニスは、乳首責めに呼応して、無数の青筋を浮かび上がらせ、
間欠泉のごとき先走りで自身を光らせながら鋼鉄のように硬く熱く真っ赤に膨れ上がっていた。
明日菜はネギを壁によりかけさせ、両足をMの字に開かせ、間に入ってきて、うっとりした眼でしばし視姦しつづけていた。
「ふふ……こうして見ると、チンポもなかなか芸術的ね……。」
「えっ……そ、そうですか……?」
「土台たる人物が良いのかも知れないけど……横に曲がることなく綺麗に伸びて、金玉とお尻の穴、そして体の軸とぴったり揃ってる。
見てるこっちも感じちゃいそうな位に……あ、今少し先走りの勢いが良くなった。アンタ……もしかして、見られて感じたんじゃないの?」
「えっ!?そんなこと……でも、ちょっといい感じでドキドキした様な気も……。」
「全く……何もしなくても見られて感じちゃうなんて……アンタのエロさはどこまで行けば気が済むのやら♪」
「だって……凄く醜い部分なのに……そんなに……好意的に見られたら……。」
「美の尺度は人それぞれ。私が良いと言ってるんだから気を病まない!
第一、本当に醜いと思ったら、そこで気持ちいいと思うのが、嘘になると思わない?」
「……言われてみれば、それも一理ありますよね。さすがは美術部員。」
「最近、アンタとよく行動してたから部活に顔出していないのに、よく覚えていたわね……
ちょっと嬉しいかな。それじゃ、嬉しくなったついでに、アンタのチンポも嬉しくさせちゃおうか♪」
「ああん、アスナさん、それは汚いです!止めてください!!」
ネギのペニスの美を、美術部員らしく力説して安心させ、それに対する褒め言葉に反応して即座に咥えこんだ。
「多少汚くても……アンタのなら平気。気にしないで、いっぱい感じなさい♪はむっ……」
「うお━━━━━━、ア……スナさぁぁん、強すぎ……そんなにしたら……僕……。」
「あはっ……アンタの亀頭、ライチみたいにぷりぷり……んっ……先走り、美味しい……ちょっとエグいけど。」
(ああ……アスナさんが……僕のおちんちんを美味しそうに……それ見てるだけでも、どうかしちゃいそう……。)
固い果物やアイスキャンディーにそうするように、ネギの亀頭を口一杯に頬張ってむしゃぶりついている。
舌、唇、歯、唾液、口内の粘膜、それらを駆使して表面や裏スジ、雁首に甘い刺激を存分に与え続ける。
鈴口を舌でこじ開ければ、あたかも溶けたアイスキャンディーのように先走りを湧出させるので、それらも出し尽くす勢いで呑みこんでいる。
それらの強烈な刺激に加えて、嫌々では無しに積極的に咥えこむ明日菜の態度や顔を見ることで、
ネギは実際の刺激以上に甘く鈍重な快楽を味わい続けていた。
794:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:03:50 N2tAsWlZ0
(ああ……また気持ちいいのが昇ってきてる……ダメっ、もう……
でも、さっきアスナさん、早すぎるのはダメって言ってたから……何とか……我慢しなきゃ……)
「……う……ぐう……ぐ……ぎぎ……。」
僅かな理性をかき集めて、体をこわばらせ、手を握り締め、歯を食いしばって、最後の砦を守り抜こうとしはじめた。
(ん?手応えありかと思ってたら、一丁前に我慢なんてしちゃって♪そっちがそうするなら、こっちはこうだ!)
「ん゙ん゙お゙お゙ぉぉーー……、んぐ、ぐう……はあっ!」
(ええっ!?ふ、袋?そんな握り方しな…!ああん、口の中で転がしちゃいやあっ!搾り取られちゃうよぉぉ!)
(なああっ!おしりに指……そんなにかき回したらまたさっきみたいに……!さっきカモ君の頭が当たってた気持ちいい所突いちゃダメ!)
(ああん……ハーモニカみたいに軸しゃぶるの、凄くいい…けどダメぇ……手で強く扱くのも、良いけど今は……。
!嘘!?おしっこの穴に指?信じられない……でも、凄くいい…でもダメぇ……あ、いやん、そんなにかき回さないで!壊れちゃうよぉ!)
本当は一杯感じたいけど、そっち方面も強くなりたいプライドから、頭では蕩けそうになりながら意地と理性で踏ん張るネギ。
そんな事情も知らずに、なんとかネギをイカそうと、あの手この手で過剰なまでに快楽を与え続ける明日菜。
しかし、不自然さに気づき、様子を窺った所で転機が訪れる。
(むー、ネギの奴なに強情張ってるのよ?指入れたときには指先に触れるくらいまで来ていたんだけど…。
何時イッても構わないのに……何を意固地になってるか判らないけど、ちょっと一言言っとこうか……って、おい!)
明日菜は驚愕した。
ネギは最後までイクのを我慢するために、両手は力を入れすぎて爪が食い込み、
唇には半ば故意でやったと思われる前歯で噛んだ後があり、双方からうっすらと血が滲んでいた。
踏ん張りだけでは持ちこたえることが出来なくて、痛みで快楽を紛らわせようとしたことが、その傷痕からうかがえる。
パーンッ
「!!…あ、アスナさん?!」
「このバカ!いったい何考えてるのよ!いくらでも感じていいって言ったじゃない!
……楽しくやっているのに、何でそういう要らない痛々しいことするかなぁ、もう……。」
自分の好意を、わざわざ痛みをもって自制していたネギを見て、怒りではなく、
悲しさと、そのような衝動に駆られたネギを心配する一心で、いつもの如くきつい一撃を以て諌めた。
「ごめんなさい……さっきアスナさん、早すぎるっていってたから……また何度もイクの、みっともないと思って。」
「……バカ。アンタ本当におバカ!」
「え?でも……。」
「確かにアンタはイクのが早すぎ。でもさ、さっきからそうだけど、すぐ復活して何回でもイッてるじゃない。
その早さでたった一回で打ち止めだったら大問題だけど、それだけ弾数も多くて回復力もあるなら、十分補えてるわよ。
……まぁ、さっきに関しては、その事で十分にフォローしなかった私も、ちょっと悪かったかな……へんな気使わせてゴメン。」
「いいですよ、こっちも変なプライドに固執して心配させちゃったようで……。」
一瞬、凍りつきそうになったが、互いに素直に打ち解けて、元のいい雰囲気に。
「まったく……本当にガキなんだから。ま、でも、それがアンタのいい所でもあるんだけどさ。
さて、心配させたお仕置きと、心配だったからとはいえ叩いちゃったお詫びに、とっておきの技でイカせてあげる。今度は、素直にイキなさいよ?」
「は、はい……あっ!そんな、いきなり…………?!え、ええっ、ああーっ!」
795:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:04:59 N2tAsWlZ0
さっきまでの、口や指とは全然違う感触が、ネギのペニスを包み込んだ。
口を使って、ペニスを復活させつつ潤いを与えながら、パジャマの前を開けて胸を放り出し、
その胸を使って、ネギのペニスを挟み、唾液と先走りの潤滑を使いながら、同時に、あるいは左右別に上下に扱き出していた。
楓や朝倉、委員長程ではないが、スタイルのレベルが高い3-Aだから中庸に留まるだけであって、
普通の平均からすれば十分すぎるくらいに育った大きさ、形を持っている明日菜の胸。
化物じみたサイズのネギの逸物を、完全に包み込むとはいかないものの、刺激を与えるには十分な圧迫感を与えていた。
「ふふっ、チンポも驚いてるみたい。何度もびくびくいってる……どう、ネギ、気持ちいい?」
「は、はい……柔らかくて、暖かくて、きつくて……さっきよりも早く昇ってきちゃいます……?」
「ありがと♪確かに、そろそろ近そうね……先走りの量も半端じゃなくなってきてるし。それじゃ、スパートかけるから。思いっきりイキなさい?」
唇で雁首を舐りながら、舌で鈴口をほじくり、軸を挟む胸の動きも激しくし、ひたすらネギを絶頂に急がせる。
口からあふれ出た唾液と先走りが胸を潤滑させて卑猥な音を奏でているが、それもまた動きに合わせて早いリズムを刻む。
音、視覚、態度、そして実際の刺激……それらが一体となってネギを追い詰め、ついに絶頂がやって来る。
「ああっ、あっ、あん……アスナさん、アスナさんっ!僕、もう……口を離してください……!」
「アンタのだったら大丈夫……だから、構わずにイッて。私の口の中にたくさんぶち撒けてっ!!」
果てる寸前でも明日菜を気遣って口からペニスを抜こうとするネギだが、
それも構わずに、明日菜はネギのすべてを呑み込もうと、ネギの腕を振り切ってペニスを奥深く咥えこんだ。そして…
「あ━━━━━━っ、出る、出ちゃうぅっ、ごめんなさい、ごめんなさい―!!!」
ぶっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!ぶしゅるるる、ぶしゅるる、ぶしゅる、ぶしゅ、びゅる、びゅ、びゅ……
先刻の痩せ我慢の影響か、悪戯で根元を縛られ、開放されたとき並みの量と濃さの精液が、
明日菜の口の中を一気に満たし、明日菜はそれらを出た分だけ景気よく飲み干していった。
だが、それでも収まりきらなくなって口とペニスの隙間から幾分噴き出し、
顔、髪、胸、腹に飛散して、瞬く間に白く、淫猥な雰囲気に染め上げていた……。
「はぁ、はぁ、はぁ…………」
「あー、勿体無い……こんなにこぼしちゃうなんて……。」
「だ、大丈夫ですか、アスナさん……。」
「ごめんなさい、って……私が好きで飲み干したんだから、別にアンタ悪いこと全然してないじゃない。
それに……私なら大丈夫よ……だってアンタの精液、ちょっと生臭くて癖があるけど、甘酒みたいで、結構いけたから♪」
「…………」
(いくらお世辞でもそんな事言わないで下さいよ、恥ずかしいじゃないですか……)
明日菜の褒め言葉に反応し、ネギのペニスは再び身を震わせて、出し切らなかった残滓を滲み出させていた。
「あ、まだチンポに残ってるみたいね……吸い出してあげる。」
「あ、アスナさんそんなはしたな……ひゃああん!」
絶頂を迎えた後で過敏になっていることもあって、ストローで吸われるかのように中身を出されたことで軽くイッてしまった。
「これでよし……と。ねぇ、ネギ……気持ちよかった?」
「は、はい……頭がどうにかなってしまう位、僕のおちんちん、とっても気持ちよかったです……。」
「そう……良かった。恐怖やショックだったらどうしようかと思っちゃった。さぁ、散々気持ちよくさせたんだから、今度は、私を気持ちよくさせて」
796:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:08:49 N2tAsWlZ0
この街には風変わりな人が住んでいる。郊外の森の奥に居を構え、滅多
に他人と関わろうとはしない。
住人もまた、変わっていて幼い少女と奇天烈な格好をした従者の二人だ。
家の主人は外見は10歳の少女程度にしか見えず、容貌はフランス人形
の様に人工的なもので、髪はブロンドで眼は碧眼。ぬいぐるみ作りが趣味
なのか家の中には多数の作品が散らばっている。
主人の世話をする従者は全身が機械でロボットとしか言いようがない。
そんな変わった二人がひっそりと暮らしている。
この家の主人が真剣に物事に打ち込むことは滅多にない。
正直言っては失礼かもしれないが、普段は無気力で家事や雑用は全て
従者に押しつける、従者はそれが仕事だから苦にしない。
こんな怠惰な主人も真剣になることもある。一つは自分達の生活を維
するためにやっている極稀に回ってくる仕事。
もう一つは海外のペンフレンドの返事を書くとき
「茶々丸、これからコレを郵便局に持っていってくれ」
主人が常に後ろについている従者に命を出す。徹夜で書き上げた手紙
の返事を届ける役目だ。そんなに急がなくてもいいのにと思うが、主人
にとっては生きがいであり大切な事なのだと理解することにした。
「ハイ、マスター」
茶々丸と呼ばれた従者は主人から厚手封筒と金を受け取った後に敬礼
をし部屋から退室する。
昨日の夜から主人はこの手紙を書くことに没頭していた。B5サイズ
の便箋2枚、書いては書き直し、気にいらないと破り捨てまた書いては
書き直すそんな繰り返しから生まれた心のこもった内容だ。
茶々丸は主人からは執筆中は『絶対に見るなよ』をきつく言われてい
るので中を拝見することはできないい。しかし、主人は執筆中はブツブ
ツ呟きながら書いているので、内容はだいたい把握している。
奉公先のログハウスを出て、歩いて15分ほどの郵便局に向かう
この命は何度もこなしているので送り先も料金も分かっている。
一応のこともあるので確認をする。宛先にミスは無いし、送料も問題
ない。少し料金が多いけどこれは猫に餌を施して来いという意味だろう。
茶々丸は主人の配慮に感謝しつつ出かけて行った。
797:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:10:19 N2tAsWlZ0
翌日、主人に呼び出しがかかった。
相手は主人の雇い先の学園長、主人はこの学園で特殊な警備員の仕事
をしている。特殊と言うのは普通じゃない招かれざる客を相手をするた
めだからである。
主人は長嘆をつきつつも嫌々承諾し、学園長の待つ学園に向かうこと
にした。目的地は主人の雇い主が勤めている麻帆良学園中等部。家から
学園までは歩いて15分程の距離。
今日は休日の谷間、部活動に励む生徒もまばらで普段は活気に満ちて
いる学園とは大違いだ。
主人はタラタラタラタラ学園内を歩く、学園長から指定された時間は
午前10時、しかし今は午前10時30分待ち合わせの時間はとっくに
過ぎている。
この主人は機嫌が悪いと平然と約束を破る困った癖がある。茶々丸
は諌めようと思ったが、逆に機嫌を悪くしてヘソを曲げられるともっと困
ったことになるので黙って付き従う。
何人の生徒とも通り過ぎるが、話し掛ける人は滅多にいない。クラス
メイトともまともな会話はしない、主人いわく「ガキにはつきあいられん」
とのこと。故に主人と親交があるのはごく一部の人間しかいない。
校舎に入り、職員室の前を通過しようとした時に主人を呼びとめる声が
した。
「エヴァじゃないか、どうしたんだ?」
主人を呼び止めたのは、逞しい体躯をした中年の男。服装はキチっとし
ているが咥え煙草と不精髭は頂けない。彼は二人の担任の教師で主人はタ
カミチと呼び捨てにして呼んでいる。彼は主人と付き合いのあるごくわず
かな人間なのだ。
「タカミチか、今日はジジイに呼ばれたんだよ」
主人ことエヴァンジェリンは辟易しているのかウンザリした口調で返す。
やれやれと嘆息する。
「なんでまた?」
「どうせ下らない説教だろ、あのジジイは説教をしないと気がすまないらしい」
それを聞いてタカミチは苦笑した。「時間あるか?」と言ってエヴァンジ
ェリンにふる。エヴァンジェリンは首が縦に振って。
「じゃあ外にでよう、ちょっとここじゃマズイからね」
タカミチは二人を校庭の近くにある公園に連れ出す。茶々丸は途中で「マス
ターお時間の方は・・・」と諌めたが、
エヴァンジェリンは一言「待たせておけ」で黙らせた
校庭の片隅にある公園には人っこ一人いない。休日以外は昼休みになると
生徒がたむろするのだが、休日はガランとして誰もいない。
「で・・タカミチなんの用だ。一応ジジイに呼ばれてるから手短にな」
もう時間はとっくに過ぎてるいるのだがそんなことはもはや気にない。
エヴァンジェリンはベンチに腰を下ろすと足を組んだ。はしたないが周
りに人はいないのを確認してのことだ。
しばらく世間話をする。仕事や学園の愚痴等をタカミチにこぼす。タカミ
チはニコニコしながら適当に相槌を打ってくる。気難しいエヴァンジェリン
が本音を見せる人間はそういない。
エヴァンジェリンの一通りの不平不満を聞いた後、タカミチは懐から携
帯用の灰皿を取り出し、吸殻を突っ込んだ。一息ついた後に、上着のポケ
ットから小さな紙袋を取り出して差し出した。
「一昨日にさ、エヴァに渡しそびれたものがあってね」
「何だ?」
「ほら、イギリスに出張してただろ。その時に手紙とこれを受け取ったん
だけど現像するのに時間がかかってね。学校が始まったら渡そうと思ったん
だけど、ちょうどいいからさ」
798:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:11:56 N2tAsWlZ0
「別に構わない」
謝罪を軽く流し袋の中身を確認する。咎める気は無かったわけではないが袋
の中身に気を取られていた。封を解き手を中に入れる
「・・・・・・」
中に入っていたのは数枚の写真だった。エヴァンジェリンは一枚一枚写真を丁寧
にチェックする。一枚目をみた途端、愛想のかけらもない仏頂面が破顔した。
「余計なことしおって」
タカミチを詰る。怒ってるわけではない、エヴァンジェリンにとってとても嬉し
いことなのだが、それを撮ってきてくれたタカミチに感謝の言葉の一つもでない自
らを恥じる。
写真を袋に戻し大切に大切に袋を抱きしめる。
「そうそう、ネギ君卒業試験合格したってさ。今朝お姉さんからメールが来てたよ」
「そうか・・・すまんな、タカミチ」
タカミチは「いやいや」と謙遜する。
「卒業式は来月だってさ。で、話は変わるんだけどね」
「?」
さっきまで神妙な顔つきだったタカミチがニヤニヤし始める。
「卒業祝いだよ、卒業祝い」
「卒業祝い?」
オウム返しをするエヴァンジェリン。茶々丸はマスターが意味を理解してないと
みたのか、
「卒業祝い、学校で所定の課程をクリアーした学生に記念になる贈り物を送ること」
と、フォローをいれる。
「言われんでも分かってるわ!」
茶々丸にツッコミをいれる。二人のやりとりが面白かったのかタカミチは思わず吹
きだした。
「そういえば、エヴァは卒業祝いもらったことなかったんだよなぁ」
「・・・・・で、どうすればいいんだ?」
エヴァンジェリンは顔を真っ赤に赤面しタカミチに相談する。さっきまでの仏頂面
は嘘のように激変して、いつのまにか歳相応の顔になっている。
「そうだなぁ、エヴァと同業者なんだから何が必要かは考えれば分かるんじゃないか?」
799:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:12:31 N2tAsWlZ0
タカミチはハッキリとした答えを言わない。常に自分で考えさせて答えを導きださせ
ようとするのが彼の方針だ。
エヴァンジェリンは自分の持っている蔵書や道具を次々とリストアップしていくのだが
茶々丸に次々とカットされていくのだ。これではどっちが主従なのか分からない。
「大量殲滅魔法!これは凄いぞ、街一つ消すのは造作ない」
「子供には危険すぎます」
「私の作った秘蔵の薬は?飲めば魔力が数倍に増すぞ!」
「マスター・・・育ち盛りのネギ様に飲ますのですか?アレは危険極まりないです」
候補は次々と挙がっていくのだが、茶々丸に片っ端から切り捨てられていく。
タカミチはやりとりが面白いのか、助け舟も出さずに黙って聞いている。
「じゃぁ、何にすればいいんだ!?」
茶々丸にヒステリーを起こす。だが、茶々丸にはなんの意味もない。
「先ほどからマスターは危険性のあるものしかリストアップしていません。危険性の
無い物ならば、私は依存はありません」
両者の意見は全くの平行線で妥協点はまったく見出せない。面白がってたタカミ
チも解決しそうもないので、さじを投げ仲裁に入った。
「まぁまぁ、落ち着けよ。中学生から高校生になると学習の内容が新歩するように
少し先を進んだ物を送ればいいんだよ」
タカミチの仲裁が入り、両者は一時議論を中断する。
「何にするかはゆっくり考えなよ、まだ時間はあるんだからさ」
「私もそれが賛成です。マスターはしばらく頭を冷却する必要があります」
「お前が言うな!」
タカミチは腕にかけている時計を見て
「じゃぁ、俺はそろそろ戻るよ。学園長も待たせてるんだろ」
タカミチはそう言い残すと職員室に戻っていった。待ち合わせの時間はとっくに
過ぎている、タカミチは茶々丸が注意すると思っていたのだが、その茶々丸はエヴ
ァンジェリンに釘を刺され諌言を封じられているのだ。
タカミチが去った後もエヴァンジェリンは何を送るか?何をすれば喜んでくれる
かと頭を悩ます。表情は幸福感に満ちており、苦悩など全く無いような感じで。
アレコレ思案をだしている中で、エヴァンジェリンはハッとする、自分の心が嬉
々感に包まれていることに気づく。直後に強力な観念が働く。
800:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:12:59 N2tAsWlZ0
「私は幸せになってはいけない」
エヴァンジェリンは目を閉じ瞑想にふける。瞑想は己を厳しく律するために必要
な物で毎日かかさず行っている。煩悩を殺し、心を平静に戻ろうとする。
茶々丸には主人の行動がよく理解できない、分かっていることは主人は自分の感
情を抑えこもうと必死に戦っていることだけ。何故、感情を押し殺しているかは分
からなかった。
しかし、煩悩を殺すことはできない。どんなに抑制してもすぐに芽をだし、自分
を苦しませようとする。タカミチの行為も断ってしまえばいいのだが、断ることが
できない自分がいる。この煩悩が消えたら自分が死んでしまうことは良く分かって
いる、しかし殺さずにはいられない。煩悩が彼女を保ち、彼女の生かしている。
10分近くの静寂が流れた後に、エヴァンジェリンは目を開いた。
「ジジイを待たせたままだったな、行くぞ茶々丸」
顔を上げた彼女はいつもの他人が近づきがたい無表情に戻っていた。先ほどまでの
幸福感に満ちた表情は消え去り穏やかな春から凍てついた冬に戻った。
ここの学園長は人望があり千客万来でよく客が訪れる
「おう、やっと来たか。ちょっと遅刻じゃぞ」
「申し訳ありません。マスターには言って聞かせたのですが」
主人に代わって茶々丸が学園長に謝罪の言葉を口にする。エヴァンジェリンは反省
する様子もなく他人事の様に傍観している。そのまま来客用のソファーに腰掛ける。こ
のソファーは海外の高級品で座りごこちがなかなかいい。
学園長室は飾り気がない。学園長が使っている机と椅子は質素なものだが、応接用の
テーブルやソファーは良い物を使っている。客を大切にするというのが彼の信念だ。
「気にすることないぞい、さっきまで急用の客が来てな。時間通りに来てたら待たせてし
まったわ」
ここに来てから結構な年数が経つがこの学園長は始めてあった時とまったく変わら
ない。風流な格好と個性的な髪型をしている。俗に言う弁髪に似てる
学園長はカラカラと笑った後に、コホンを咳払いをしこう切り出した。
801:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:17:21 N2tAsWlZ0
「実はな・・・今年もメルディアナから研修生が来る」
メルディアナと麻帆良学園は姉妹校の関係にある。メルディアナの単語を聞いてエヴ
ァンジェリンはわずかに眉をひそめる。研修生が来るのは別に珍しいことではない。だ
が、わざわざ自分を呼び寄せ直に言うのだから何かあるのかと疑う。
「それで?」
極力、動揺を見せないように注意する。学園長もエヴァンジェリンに気を使いながら
話を続ける、あまり良くないニュースのようだ。
「先方は先生をやらせてくれと言ってきおった」
「教師を?」
先の展開が読めてくる。おそらくその研修生とやらを自分のクラスにあててくるつもり
なのだろう、と、適当に予想を立ててみる。応接用のテーブルには高級感のある茶器
とポッドが置いてあるので、茶々丸に茶を作らせる。和菓子のセットもあったが手をつ
けないでおく。
「ようはその研修生とやらの間に問題を起こすなってことだろ?で、どんな奴なんだ」
無理矢理言葉を吐き出す。別に自分の所に来たって構わない。別に関わる気は無いし、面
倒ごとも起こす気はない。だが、どんな人物かは気になる。
嫌な予感が頭から離れない。
学園長は渋い顔をした後に、腕を組み天井を見つめた。言いたづらいのか「ウーン」と
唸っている。意を決したのか姿勢を正し宣告する。
「実はの・・・その研修生がな」
また学園長は口をつぐんだ。エヴァンジェリンはできたての茶を啜りつつ次の言葉を待つ。
何かある。自分の中の第六勘がそう告げている、心拍数がドンドン上がっていく。
「ネギ君なんじゃよ・・・ネギ君」 1回目のネギはハッキリと2回目のネギは何とか聞き取れるくらいの小さな声で
静寂が場を支配する。エヴァンジェリンは何も言わずに茶を啜り続ける。
「ほんとか?」
飲み終えた茶をテーブルに置いてポツリと呟く。学園長の側からはエヴァンジェリンは背を
向いているのでどんな表情かは分からない。
声に変化は無かったが、肩が震えているのは学園長側からもハッキリ確認できた
「本当じゃ、向こうから預かってくれと言ってきおった」
エヴァンジェリンを気にしつつも言葉を続ける。色々案を考えてみたが当事者に直に聞くの
が一番と判断した。
「どうするかのぉ?」
802:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:17:58 N2tAsWlZ0
お嬢様がさらわれた?
刹那は耳を疑った。この麻帆良学園には二重、三重の結界が施してあり、そんな狼藉を働く不埒者が侵入
できるはずがない。なにより、このかには刹那自身をはじめとした優秀なクラスメートたちが複数、護衛と
して目を光らせているはずなのだ。だが、息を切らせて走ってきて、この話を伝えに来た明日菜は、とても
嘘を言っているようには見えなかった。
「本当ですか、明日菜さん?」
それでもつい、尋ね返してしまう。明日菜はそれに気を悪くすることもなく、うなずくと刹那の手を引い
て走りだした。
「こっち、今ならまだ間に合うかも」
刹那は混乱したまま、明日菜に引かれて行く。まだ近くにいるのか? ならばとにかく、急がないと。
やがて二人は、森の奥にある洞窟の前に辿り着いた。
「この中に入っていったわ。さあ刹那さん、早く」
「は、はい」
明日菜の態度にやや不審なものを感じつつも、このかの危機ならばためらうわけにもいかない。刹那は
意を決して、洞窟の中へと入っていった。
洞窟の中は真っ暗であった。刹那は念をこめて一言つぶやく。指先に、小さな火が灯った。炎に照らされ
た洞窟は、自然のものらしくほとんど人の手の入った様子はない。だが、足元には何人分かの足跡がみら
れた。誰かが入っていったのは確からしい。刹那は慎重に、歩を進める。
しばらく進んだところで、刹那は床に転がる人影を発見した。
「お嬢様!」
刹那は周囲を警戒しながらこのかに近づく。縛られているものの、怪我もなく意識もあるようだ。
「せっちゃん、助けに来てくれたんやね」
「お嬢様、ご無事ですか! 今、縄をほどきます」
刹那がこのかの縄を解くと、このかは起き上がり刹那に飛び付いた。柔らかい感触に刹那が戸惑う。
「せっちゃん!」
「お、お嬢様! その、まだ危険が。そ、そうです、誘拐犯はどこに?」
「誘拐犯? それはやねぇ……」
「……え?」
刹那の背中に衝撃が走った。熱く、痺れたような感触。何が起こったのかわからず、刹那は首だけで振り
返った。背中に、短刀が突き刺さっている。その刀を握っている手は……。
「この……ちゃん?」
そんな馬鹿な。呆然としてこのかを見る。いつもと変わらない笑顔。
「ごめんな、せっちゃん」
このかが短刀を引き抜くと、鮮血が吹き出した。たちまち制服が真っ赤に染まり、床に血溜りができる。
刹那は血でぬめった床に足を取られ、転倒した。
「あうっ」
相変わらずのにこやかな笑顔で、このかは刹那を見下ろしている。
803:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:18:12 sGPTCAef0
何で急に始まったんだ
804:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:18:26 N2tAsWlZ0
「な……んで……」
「ウチな、もう、せっちゃんのこと、いらんようになったんよ」
「そん……な……」
「うまく行ったみたいね、このか」
「明日菜! ほら、せっちゃん。ウチにはもう、明日菜がおるんよ。だから、せっちゃんとはお別れや」
刹那は弱くかぶりを振った。信じられない。このかに向かって手を伸ばす。途中で落ちた。力が入らない。
急速に体中の熱が失われていく。視界がぼやけ、このかの顔が見えなくなっていく―
「明日菜、そろそろ止めを刺してやって」
「うん」
明日菜は気軽な声で返事をすると、呪文を唱えた。その手に身長より巨大な長剣が現れる。首筋に狙いを
つけ、大きく振りかぶって、
「この……ちゃ……」
嘘だ。何かの間違いだ。そうだよね、このちゃん。ねえ、何とか言ってよ、このちゃ―
振り下ろした。刹那の意識が永遠に断ち切られた。胴と離れて転がる首は、かっと目を見開いていた。
「この首、記念にもろとくわ」
「えーっ? 趣味悪いよ、このか。だいたい生ものなんだから、すぐに臭くなるわよ、そんなもの」
「ええやん、腐ったらそんときや」
このかは刹那の首を拾うと、ぬいぐるみみたく愛おしそうに抱きかかえた。それを見て、明日菜はため息
をつく。
「仕方ないわね。でも部屋には置かないでよ」
「わかっとるって」
そして二人は洞窟を立ち去る。
「まずは一人……」
このかは緊張感が足りない。まずは強敵の刹那をうまく仕留めたものの、まだ殺さねばならない者は何人
もいるのだ。うかうかとはしていられない。このかに注意を促して、私も気を引き締めてかからねば。
さあ、次の標的だ。明日菜は決意も新たに、剣の柄を握りなおした。
「明日菜っ、明日菜が!」
「とにかく、今は逃げないと」
佐々木まき絵、和泉亜子、明石裕奈、大河内アキラの四人は走っていた。クラスメートの神楽坂明日菜が、
血のついた大剣を持って誰かと口論しているところを廊下で目撃したのはついさっきのことだ。ただならぬ
様子に思わず隠れた四人は、さらに恐ろしい光景を見てしまった。明日菜に対峙していた少女が、後ろを向
いて逃げ出そうとしたところ、明日菜が一足飛びに間合いをつめて袈裟斬りにしたのだ。血のシャワーが廊
下を真っ赤に染める。断末魔の悲鳴。聞き覚えのあるあの声は、クラスメートの春日美空ではなかったか?
四人が恐怖に凍り付き、その場を離れられないでいると、ゆっくりと明日菜が振り返った。まっすぐ、こっ
ちを見ている。目が合った。気付いている! 四人は悲鳴を上げ、脱兎のごとく駆け出した……。
「亜子、大丈夫?」
走りながらまき絵が心配そうに尋ねる。亜子はさっきの光景にショックを受け、顔面蒼白で今にも倒れそ
うだ。そう言うまき絵も、決して平気ではない。四人ともそうだ。あんな光景を見て、平然としていられる
わけがなかった。
「うん、ありがと、まき絵。……大丈夫やから」
「みんな、とりあえず外に出よう」
裕奈の提案に一同はうなずき、玄関を目指した。廊下を曲がり、階段を駆け下り、―玄関に着いた。
「ちょっ、ちょっと待って、裕奈」
裕奈が一番に外へ駆け出し、残りの三人が後を追おうとした、そのとき。
パァン!
乾いた破裂音が響き、裕奈がその場に倒れ伏した。「裕奈!」
裕奈は悲鳴を上げ、倒れたまま脚を抱えている。見ると、脚からおびただしい血を流していた。三人は裕
奈に駆け寄ろうとする。
805:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:18:57 N2tAsWlZ0
パァン!
再び、破裂音が鳴った。三人のなかで一番最初に外へ出たまき絵が、裕奈のそばで倒れていた。やはり、
脚から血を流している。爆音にすくんで立ち止まっていたアキラと亜子は、ようやく事態を理解した。
外に出たら、撃たれる。
あわてて二人は校舎の中へ舞い戻る。そして顔を見合わせると、やっと取り残された二人を思い出して
振り返った。
「まき絵! 裕奈!」
「あ……亜子……、た、助け……」
苦痛に呻きながら、絞りだすように助けを求める裕奈。一方、まき絵は懸命に袖口からリボンを取り出す
と、それを校舎の柱へ投げようとした。しかし、動作が完了する直前、再び銃声が鳴り、血しぶきととも
にまき絵の腕が跳ねた。
「あうっ」
続けてもう一度銃声が鳴り、もう一方のまき絵の腕も撃ち抜かれた。まき絵はぐったりとして動かなく
なった。流れだした血が地面に染みを作っていく。
「まき絵!」
亜子が叫んだ。思わず飛び出して行こうとする亜子を、アキラがつかんで止めた。
「だめだ、外は危ない」
「でも、裕奈とまき絵が!」
再び、今度は数発続けて銃声が鳴る。銃声に合わせて裕奈とまき絵の手足が踊った。
「……!」
亜子はアキラを振り切って、外へ飛び出した。
「亜子!」
亜子は裕奈とまき絵に近寄り、二人がまだ息をしているのを確かめ、ひとまず安堵した。まずは裕奈の腕
をとり、肩に回して引きずって行こうとする。
「あ……亜子……ありが……」
その時、再び銃声が鳴った。
亜子の体が横倒しになる。裕奈の眼前に倒れてきた亜子の顔は、右半分が無くなっていた。熱いものが
顔にかかり、裕奈は一瞬呆然とする。
「亜子!」
「うっ……うわっ、うわあぁああぁぁあぁぁあっ!」
アキラの叫びをきっかけに、裕奈はわめき始めた。パニックを起こし、手足の痛みも忘れのたうち回る。
ただし、手足の骨を砕かれているので、その場で地虫のように身体をくねらすだけだ。その様子がまた痛々
しくて、アキラは目を背けた。
助けなきゃ。亜子、裕奈、まき絵の三人は大切な友達だ。少なくとも、裕奈とまき絵は生きている。放っ
ておいたら、きっと殺される。助けられるのは、私だけ。
でも。
私に何ができる? 出ていっても、撃ち殺されるだけだ。亜子みたいに。
亜子。殺された。頭を半分吹き飛ばされて。恐い。殺される。私も。殺サレル恐イコロすシぬ恐イ殺……
「アキラ……」
その時、弱々しい声がアキラの耳に届いた。
「……逃げ……て……」
裕奈は、震えながら首を上げアキラを見ると、唇を引きつらせて笑ってみせた。
「!……」
やめて。そんな目で見ないで。私は、私は……
「うわあぁぁぁぁっ」
アキラはふるふると首を振り、校舎の奥へ駆け出した。
ごめん、裕奈。ごめん、まき絵。ごめん、亜子。私は臆病で最低の人間だ……!
806:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:19:22 N2tAsWlZ0
「……すまない。ターゲットを一人逃した。そちらで始末してくれ」
龍宮は無線機に向かって告げると、再びライフルを構え狙いを付けた。
「まさかあそこで逃げ出すとはな。とんだ友達思いだ。まあ、それが正しい判断だが……」
龍宮は裕奈とまき絵の頭に一発ずつ、顔色も変えず正確に弾丸を撃ち込む。地面に二つの血の花が咲いた。
龍宮はそれを無感動に眺め、ライフルを解体し片付けると、迅速に屋上を立ち去った……。
「はあ、はあ……。くそっ」
千雨は手近な扉に飛び込み、後ろ手に戸を閉めるとそのまま寄り掛かり、大きく息をついた。ゆっくりと
呼吸を整える。パニックから回復するにつれて、思考停止状態だった脳が状況の整理を始めた。
「ああああいつ、な、何なんだよ……?」
脳裏に先ほどの惨劇がよみがえる。巨大な剣を振り回すクラスメート。首が宙を舞った。
「マジかよ……あれは、アキラ……しし死んだ、ぜ絶対……ありえねぇ」
何らかのトリックにはとても見えなかった。千雨の鼻腔には、生々しい血の匂いが今もこびりついている。
「……夢? いやいやいやいや」
千雨は首を振って否定した。夢のはずがない。こんなリアルな夢……、悪夢は見たことがない。夢だった
ら、さっき転んだときにひねった足首が、こんなにズキズキと痛むわけがない。
「つっ……!」
気が弛んだ隙に、忘れていた痛みが戻ってきて千雨は立っていられなくなった。どさっと尻餅をつき、千
雨は痛みに顔をしかめつつ足をさすった。
「やれやれ……とにかく休まないと、こりゃ歩くのは無理だな」
「へえ、そうなんだ」
「!」
千雨はあわてて正面を向く。そこには返り血で制服を赤黒く染めた、千雨のクラスメート―神楽坂明日
菜が立っていた。凄惨な姿と不似合いに、普段と変わらない笑みを浮かべて。
「わああああっ!」
あわてて立ち上がり、痛みに足を滑らせて転び、したたかに額を打ち付けた。目眩にくらくらしながらも、
手探りで引き戸の取っ手を捜し当て、力をこめ―開かない。
そんな馬鹿な?
あわてて両手をかけてがたがたと揺するが、扉は何かがつっかえているかのようにびくともしない。
「どうや、うまく行っとるかー? 覚えたての魔法やー」
「ナイスよ、このかー。このかも回っておいでー」
扉の向こうから、のんびりとした声が聞こえてきた。魔法? いや、それよりもどこから入ってきた?
出入口はここだけ、あとは窓だけ―んなバカな、ここは三階だぞ? いやいや、そんなことより―。
「おまっ、お前、いったい」
「私? 私は神楽坂明日菜よ、クラスメートの。あんたも知ってるでしょ」
「そ、そうじゃねぇだろ! な、何で、アキラ……ここ殺し」
「そんなこと聞いてどうするの? どうせ……」
「ひっ!」
明日菜が千雨にぐっと近寄り、顎に手をかけクイッと持ち上げた。
「……ここで死ぬあんたには、関係ないことよ」
明日菜は千雨の首を掴むと、ものすごい力で持ち上げた。息苦しさに千雨がもがくが、明日菜はびくとも
しない。
「ぐっ……がっ……!」
千雨の目の前が真っ暗になり、意識が薄れる。その時、窓からこのかが入ってきた。
「あーっ、待ってーな明日菜ー。そんなすぐに殺してしもたらもったいないやん」
明日菜はこのかを振り返ると、ため息をついて千雨を下ろした。千雨が激しく咳き込む。
「もう、このかったら。少しは真面目にやんなさいよ」
807:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:19:55 N2tAsWlZ0
このかはうずくまる千雨を嬉しそうに覗き込むと、
「よかった、まだ生きとる」
「まあね」
「せっちゃんのときは全然遊べんかったからなぁ」
「遊びじゃないのよ、このか」
「つまらんなぁ、明日菜。ええやん、ちょっとくらい」
「……まあ、千雨ちゃんなら反撃の心配はないか。わかったわよ、このか。ほどほどにね」
「それでこそ明日菜や」
短刀を片手に持ち、嬉しそうに歩み寄るこのかに本能的な恐怖を覚える千雨。
「や、やめろ、近づくなっ」
このかは短刀を千雨の胸元に当てると、少しずつ服を引き裂いた。刃先が肌に触れ、赤い雫が垂れる。
「動かんといてな……怪我するで……」
服が裂け、白い肌があらわになった。続いてブラジャーのカップの間に刃を引っ掛け、ひと思いに切る。
ぷるん、と二つのふくらみが揺れた。このかは少し不機嫌そうに、
「あー、やっぱりウチより大きいなー」
「このかより小さいのなんてほとんどいないわよ」
「明日菜、ひどい。あんまりやー」
このかが手を顔に当てて泣き真似をすると、明日菜が軽く拳でこづいた。泣き真似を止め、ぺろっと舌を
出すこのか。千雨はその様子をただ震えながら見つめているしかなかった。
「ええなあ、千雨ちゃん。ウチも欲しいなぁ」
このかが短刀で千雨の乳房を下から持ち上げる。刃が食い込み、千雨が鋭い痛みに短く叫ぶ。
「切り取って、移植してみよか」
「ひっ」
「ややな、冗談や。……ん?」
このかは鼻をひくひくさせると、何か気付いたような仕草をし、そして千雨のスカートを持ち上げた。白
い太ももがあらわになり、さらにその奥―。千雨の尻の辺り、そして純白のパンティが湿り気を帯びてい
た。千雨は羞恥に顔を染め、うつむく。
「おやぁ? 千雨ちゃん、お漏らしかー? ややなぁ」
「……うっ、うるさいっ、黙れ!」
このかは涙目で毒づく千雨をくすくす笑いながら、彼女のスカートとパンティを切り裂いて脱がした。
あっという間に裸に剥かれた千雨は、反射的に腕を前に組み縮こまる。
「あーっ、隠さんといてもええやん。ケチやなぁ」
このかは振り返り、明日菜に目配せをした。明日菜はうなずくと、懐からカードを取り出し、一言つぶや
く。カードが光を放ち、一瞬で巨大な剣へと姿を変えた。思わず唖然とする千雨。
「邪魔な腕は取ってしまおか。よろしゅうな、明日菜」
「はいはい」
明日菜は乱暴に千雨をうつぶせにひきずり倒すと、このかと協力しながら力づくで両腕を前に伸ばし揃え
させて、足で押さえ付けた。
808:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:20:19 N2tAsWlZ0
「や、やめろ、お前ら! 放せ! 何をしやがる!」
千雨がわめき、必死にもがくが、明日菜に踏まれた腕は全く動かすことができない。まるで万力で固定さ
れているかのようだ。思いつくかぎりの罵声を叩きつけるが、明日菜は涼しい顔で大剣を振りかぶった。
「冗談だろ? やめろ、頼む、お願いだから、それだけはうわあぁぁぁっ!」
大剣がものすごい勢いで振り下ろされ、千雨の腕は狙い違わず、二の腕のところで切断された。噴水のよ
うに血が吹き出し、千雨が狂ったようにのたうち回る。
「ぎゃあああっ! 腕が、腕がぁっ!」
「ああもう、暴れんといてーな。死んでまうで」
このかは千雨にまたがると、傷口に手をかざした。手のひらから光があふれ、切断面を包む。血が止まり、
痛みが引いていった。
「あ……?」
「回復魔法や。どや、すごいやろ?」
千雨は自分の体と、床に転がった自分の腕を交互に見比べた。まるで現実感がわかない。
あそこに転がっているのは何だ? なぜ手が動かない?
「あ……え……?」
「そうや、ついでに足もいっとくか。明日菜、太ももんとこから、よろしくな」
「本当趣味悪いわね、このか」
そう言いながらも明日菜は、千雨の足元に移動すると、剣を振り上げた。千雨は必死にもがくも、両腕を
失った彼女に、もはや上に座って押さえ込んでいるこのかを跳ね除ける力はない。
「や……止めろぉぉぉっ!」
「そぉ……れっ!」
「ぎゃあああああああっ!」
四肢を失った千雨は、全裸で床に転がっていた。大量の血を失ったせいで呼吸が荒く、意識もはっきりし
ていない。このかは床に転がる千雨の脚を、楽しそうに爪先でつついている。
「なんやコレ、おいしそうやなぁ」
このかの台詞に明日菜は顔をしかめる。あたりを覆うむせ返るような血の匂いに、とてもじゃないが食欲
など湧いてこない。自分が言うのも何だが、やはりこのかは異常だ。
「千雨ちゃん、気分はどうや?」
足で胴体を押し上げるようにして転がし、千雨を仰向けにする。血でまだらに染まった手足を持たぬ白い
裸身は、まるで生きたギリシア彫刻のようだ。蹴り転がされた千雨は軽くうめいただけで、呼び掛けには答
えない。しかし、このかは構わず話し掛ける。
「そうそう、朝倉に聞いたで。千雨ちゃん、『ねっとあいどる』やっとるんやってな。なんやわからんけど、
スゴいな。アイドルゆうたら、やっぱ写真とか撮るんか? そや、ウチもいっちょ撮ったるか」
このかは千雨の腕を拾い上げた。
「とびきり芸術的なやつや」
千雨の手をグーに握らせ、それを千雨の股間に押し当て、ぐりぐりとねじ込もうとした。
「痛っ、いぎっ、っはあっ」
「う……んっ、くっ、……あかん、なかなか入らへん」
このかはすがるような目つきで明日菜を見た。明日菜は投げ遣りに、
「やっぱ、よくほぐさないと入らないんじゃない?」
「そっか、そやな! 明日菜、冴えとるわ」
合点がいったこのかは、いったん腕を置くと、今度は自分の指で千雨の割れ目をいじり始めた。はじめの
うちは痛がっているだけだったが、お互いだんだんと慣れてきたのか、痛みとは違う反応を見せるようにな
っていった。ぬるぬるとした透明な液体が吹き出し、股間のまわりの血を洗い流していく。
「そろそろええかな……と。……あかん、やっぱり明日菜、お願い」
「しょうがないわね」
明日菜は腕を受け取ると、手首の辺りをつかんで割れ目に押し当てた。先端を少し押し込むと、
「このか、千雨ちゃんを押さえといて」
「了解や」
そして一気に押し込んだ。
809:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:21:21 N2tAsWlZ0
「ぎひいぃぃっっっ!」
手首まで押し込むと、持つところをずらし、さらにねじ込んでいく。腕は最終的、肘の手前のところまで
入っていた。異物を押し込まれ腹の形がいびつに歪んでいる。千雨は口の端に泡をつけてぱくぱく開きなが
ら白目を剥いていた。
「どや、腹がぼこぼこに歪んでてなんか艶めかしいやろ。これぞ芸術や」
このかは余った手足を拾うと、ああでもない、こうでもない、と試行錯誤しながら千雨のまわりに配置し、
携帯のカメラで撮っては動かし、撮っては動かしを繰り返した。明日菜はそれを呆れながら眺めている。
「気が済んだ?」
「うーん……やっぱ、もう一本も入れてまおう。明日菜、お願い」
「はいはい」
もう一本の腕を、今度は尻の穴にねじ込む。菊穴が限界まで広がり、拳骨が吸い込まれていった。千雨は
意味不明の言葉をわめき、ひとしきり暴れたあとぐったりとして動かなくなった。胸が上下しているので、
まだ死んでいないことだけは確かだ。
「よし、これで完璧や」
このかは満足そうにうなずくと、角度を変えて何枚か写真を撮った。
「それ、どうするの?」
「あとで朝倉に頼んで、千雨ちゃんのホームページに載せてもらうんや。こんな傑作、一人で楽しむなんて
もったいないわ。千雨ちゃんのファンのみんなに見てもらわんと。名案やろ」
「うわ、それは驚きそうね……」
「そやろ!」
明日菜の皮肉を、勘違いして受け取り喜ぶこのか。明日菜は呆れて、
「もういい? そろそろ行くよ」
「あ……うん、ええよ」
「じゃあね、千雨ちゃん」
明日菜は大剣を無造作に、千雨の腹に突き立てた。千雨はぐぼっと血の塊を吐き、少しの間痙攣してそれ
きり動かなくなった。剣を引き抜き、素振りをして血を払う。
「さ、行くわよこのか」
「あん、待ってーな、明日菜ー」
扉を開け、足早に立ち去る明日菜。このかはそれを小走りで追い掛けていった。
夏美が目を覚ますと、そこは見覚えのない部屋だった。あたりを見回そうとして、自分が両手両足を縛ら
れ、台にはりつけにされていることに気付く。しかも、着ている服が全部、脱がされていた。
「気が付いたアルか」
「くーちゃん!?」
声のした方を向くと、そこに褐色の肌の少女―古菲が立っていた。古は夏美に近づいてくる。
「くーちゃん、助けて!」
「それは出来ないネ。せっかくの獲物を逃がすバカはいないアル」
「え……? な、何言ってるの?」
古は夏美の腹をやさしく撫でると、にっこり微笑んで、
「夏美には実験台になてもらうアル」
いったい古が何をしようというのか、夏美には全くわからなかった。それでも古が夏美を逃がす気がない
ことだけはわかった。
「冗談はやめてよ、放して、クーフェ」
「私は本気アル」
古は夏美の腹に指を一本突き立て、ずぶっと刺した。体内に異物が侵入する感触がして、刺された部分が
熱くなる。
「ひあっ」
不思議なことに痛みはほとんどなかった。かわりに全身が痺れたようになる。傷口から流れた血だろうか、
背中に生温いものを感じる。
「どうアルか? 次はここアル」
再び指を突き刺す。鈍い痛みとともに、体の内側を触られているような奇妙なこそばゆさが襲ってきた。
悲鳴とも笑い声ともつかぬ声をあげる夏美。古はそれを見ると満足そうに微笑み、場所を変えて何度も指を
突き刺した。
「あン……」
「いいね……いいアルよ、夏美」
腹に無数の穴を穿たれ、恍惚の表情を浮かべる夏美。古は血で染まった手で、夏美の顔を撫でた。頬にべ
っとりと血が付く。
「さあ、次はどこがいいアルか?」
「夏美ちゃん!」
古が入り口を振り返ると、そこには大人びた雰囲気を持つ髪の長い少女―千鶴が立っていた。
810:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:22:29 N2tAsWlZ0
「あ……、ちづ……姉?」
「千鶴アルか。どしたネ、そんな恐い顔をして」
「夏美ちゃんから離れなさい!」
古はやれやれと言わんばかりに首を振ると、
「……え?」
次の瞬間、古は千鶴の目の前に移動していた。顔と顔が触れ合わんかの距離でニヤッと笑い、千鶴の胴に
両手を押し当て―
「はっ!」
短く息を吐くと、一瞬遅れて千鶴の背中が爆ぜた。肉片がびちゃっ、と床一面に飛び散る。腰からほとん
ど真っ二つにされた千鶴は、脊椎の支えを失い垂直に崩れ落ちた。倒れた時にねじれ、足と胴体が逆を向いている。
「ちっ、……ちづ姉ぇぇっっっっ!」
夏美がすごい悲鳴をあげている。古はちょっと顔をしかめながら夏美の下へと歩いて戻った。
「ちづ姉っ、ちづ姉っ、ちづ姉っ、ちづ……」
「うるさいネ」
古が夏美の喉をひと突きにした。指を深くめり込ませ、かき混ぜるように動かすと、夏美はそれきり声を
出せなくなった。
「さあ、ゆっくり楽しむアルヨ」
古は両手を持ち上げ、指をくねくねと動かすと、その指で夏美の全身を貫いた。こめかみ、耳の裏、乳房、
腋の下、太もも、下腹……。突かれるたびに夏美は体を震わす。全身の穴という穴から血や体液を垂れ流し
悶える、その姿はまるで悦んでいるようにさえ見えた。小便が勢い良く放物線を描く。
「ふむふむ、勉強になるアルヨ」
眼窩に指を掛け、ぐいっと力を込めると、目玉がにゅっと飛び出した。夏美はよだれを垂らして恍惚の表
情を浮かべる。古は飛び出た目玉を指先でつまみ上げ、ひと通り観察すると、ひょいっと口に放り込み舌の
上で転がした。
「ほれはなかなかおいひいアルヨ、なふみ」
奥歯で噛み砕く。ぐちゃっと目玉が破裂した。そのままくちゃくちゃと何度か咀嚼し、ぐいっと飲み込む。
「次はどこにしようカ……」
腹に掌を当て、ぐっと力を込める。手首のところまでずぶっとめり込んだ。腹の中でぐるぐる手をかき混
ぜると、それに合わせて夏美の体が踊った。ぐっと何かをつかみ、引き出す。どくんどくんと脈打つピンク
色の筒。引っ張るとどこまでも伸びた。引きちぎり、食らう。口の中に血の匂いが広がる。
「内臓も悪くないネ。うーん、あとはやっぱり……」
古はくり抜かれた眼窩に指を掛け、力を込める。ミシミシと音をたて、頭蓋が裂ける。ピンク色の脳が、
隙間から覗いた。古はペロリと舌を出すと、腕に込める力を増し……。
明日菜は顔をしかめながら部屋を見回した。
「くーふぇの奴、これはこのかといい勝負ね。……これで二人、えーっと……、刹那さんを含めずに数えて、
合計で……八人か」
あと一息だ。ネギに知られる前に、片をつける。やれるか? 大丈夫、やれる。なぜなら私は一人じゃな
い。仲間がいるから。一人では無理でも、私たちなら、きっと。
目を閉じ、犠牲者に黙祷を捧げると、明日菜は部屋を後にした。次の標的に向かうために……。
「ねぇ、ここ、見つからないかな?」
怯えた様子のハルナは、夕映の手を握りながら、不安そうにあたりを見回していた。
「だ、大丈夫ですよ、きっと」
根拠のない励ましだと思ったが、それでも今は夕映がいてくれるだけで助かっているのは否定できない。
一人で逃げ回っていたらとても、気持ちが保たなかっただろう。感謝せねば。夕映だけではない。もう一人、
のどかにも―
「あれ? のどかは?」
それを聞いた途端、夕映が何やらあわてだした。不審がるハルナ。そして偶然か、それとも第六感が働い
たのだろうか、ふとハルナが振り返ると―、そこには手にロープを持ったのどかが立っていた。
「のど―」
素早くロープをハルナの首に掛けると、のどかは一方の端を夕映に渡し、
「引いてっ!」
言われるままにロープを握り、目を閉じてぎゅっと引く。ぐげげっ、という呻き声が聞こえた。
811:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:22:51 N2tAsWlZ0
「……え、夕映っ」
ハッと気が付き目を開けると、のどかの顔が見えた。
「もういいよ、夕映」
指差された床を見下ろすと、ハルナが物凄い形相で倒れていた。目玉は飛び出し、口から舌が飛び出して
いる。首には爪でかきむしった赤い跡が何本も付いていた。
「大丈夫、うまくいったから」
「のどか……私、私はっ」
「大丈夫よ、夕映……」
震える夕映を、のどかは優しく抱き締めた。ぬくもりが体に染み、震えが止まっていく。二人は見つめ合
い、どちらからともなく唇を重ねた。そのまま、お互いの体をまさぐり、服を剥いでいく。
(何をやっているですか、自分)
夕映の頭の奥で、これは異常だと警告を発するのが聞こえた。異常で何が悪い。何でもいい、今はこの手
に残る嫌な感触、さっきの出来事を忘れさせてくれるのなら……。
やがて二人は下着だけの姿となった。のどかはゆっくりと夕映を押し倒し、上に覆いかぶさると、夕映の
ブラジャーを外し始めた。夕映も、のどかのブラジャーに手を伸ばす。二人の白くなだらかな胸を覆い隠す
ものが取り払われた。のどかはしばしの間、夕映の裸を見つめ、そして恐る恐る、その小さなふくらみに手
を触れた。
「あ……」
夕映は思わず声が漏れた。恥ずかしげに頬を染めると、お返しとばかりにのどかの胸を撫でる。今度はの
どかが嬌声を上げた。のどかは夕映と胸を揉み合いながら、片手を夕映の下半身に伸ばし、パンティの中に
指を滑り込ませた。
「あっ、だめですっ」
かすかな理性が姿を見せるが、のどかの指使いに一瞬で吹き飛んでしまった。夕映の喘ぎ声が大きくなる。
「あっ、ああっ、のどかぁっ」
のどかは夕映を弄びながら、反対の手を自分の股間に当て、激しく動かし始めた。
「ゆえっ、ゆえぇっ」
「のどかっ、のどかぁっ」
ここでいったん動きを止め、のどかが身を起こした。突然の中断に、夕映は不満そうにのどかを見上げる。
のどかは夕映が何か言う前に、その唇を自分の唇で塞ぎ、その体勢のまま夕映のパンティを脱がせた。次に、
自分のパンティも脱ぎ捨てると、夕映の脚を開かせる。そして、夕映を抱き寄せ、片足にまたがるように座
り込むと、腰を密着させてお互いの股間を擦り合わせた。粘膜が触れ合い、ぴちゃぴちゃと音が鳴る。
「んんんーっ!」
まだ唇は重ねたままだ。舌と舌が絡み合う。互いの唾液を吸い合い、胸を押しつけ合い、最も敏感な部分が繋がり合う。腹から尻に
かけてが、まるで漏らしたかのようにぐっしょり濡れた。
やがて、夕映が限界に達した。びくっと一度、身体を大きく震わすと、唇を離して絶叫し、弓なりに反り
返った。細かく痙攣する夕映。のどかはますます激しく腰を振った。ついに限界を越え、夕映の尿道から液
体が噴出した。液体はのどかの敏感な部分を直撃して飛び散り、霧のように舞った。その衝撃にのどかも限
界に達し、仰け反って悲鳴を上げた。意識が白に包まれ、全身の力が抜けていく……。
先に目を覚ましたのはのどかだった。身を起こし、安らかな寝息を立てる夕映を見下ろすと、のどかは、
夕映を起こさぬよう慎重に馬乗りになった。そして、その首に手をかけ―、
「……っ、ごめんね、夕映っ!」
しばしためらいながらも、ついに意を決し、力を込めた。夕映が目を覚ましてもがく。その手がのどかの
腕を握り、爪が食い込んだ。激しい痛みを感じながらも、決してのどかは力を緩めなかった。
「ごめんねっ、ごめんねっ!」
気が付くと、腕をつかむ力を感じなくなっていた。恐る恐る、力を抜き、首から手を離す。
夕映は、もう動いていなかった。
見開いた目をそっと撫で、まぶたを閉じてやると、のどかは無性に悲しくなった。
「……うっ、うぇっ、うぇぇぇぇっ!」
涙があふれ、頬をつたう。のどかは物言わぬ夕映の頭を胸に抱き締め、泣きじゃくった。
812:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:22:57 s4rght6O0
事件に触発されたのかまた荒らし始めたな
813:名無しさんの次レスにご期待下さい
08/06/12 12:23:39 N2tAsWlZ0
「……ぐすっ、ひっく」
ひとしきり泣いて、気持ちが落ち着いたのどかは、脱ぎ捨てた制服から携帯を取り出した。そして、深呼
吸を一回した後、通話ボタンを押した。
「……うん、わかった。ありがと」
明日菜は携帯を切った。
「なんやて?」
「のどかから。二人殺ったって」
「ほかほか、それじゃもうすぐやな」
「うん……、もうすぐだね」
明日菜は携帯をポケットに戻すと、五月の胴に突き刺さった大剣を抜いた。
「もうすぐ、すべてが……終わる」
足音が聞こえる。二つ。明日菜は振り返った。
「来たわね、ネギ。それから……」
「アスナさんっ!」
明日菜を呼ぶ二人の声が重なった。一人はネギ、もう一人は―。
「いいんちょ」
「アスナさん、あなた一体何を考えてるんですか!」
「アスナさん、このかさん、その……投降して下さい! 他の人たちはみんな、捕まりましたよ!」
悲痛な顔で呼び掛けるネギ。一方、その傍らに立つあやかは、厳しい顔つきで明日菜を睨んでいる。ネギ
がどうすべきか迷っているのを見て、あやかは一歩踏み出してかばうように前に立った。
「下がっていてください、ネギ先生。……アスナさん、わたくし、あなたのことを友人だと思っていました
のに! 今ならまだ、間に合いましてよ」
「間に合う? 何が?」
鼻で笑う明日菜に、あやかはぐっと返答に詰まる。確かにこんなことをしでかして、今更ただで済むはず
がない。空しいことだと感じつつも、あやかは説得を続けた。
「……そもそも一体なぜ、あなたがこんなことを!? アスナさん、答えなさい!」
「……ネギのためよ」
「ぼ、ぼくの?」
意外な返答にあわてるネギ。
「そ、そんなこと、ぼく頼んでませんよ!」
「そうですわ! ふざけるのも大概にしなさい!」
あやかが憤慨して明日菜に詰め寄り、襟をつかむ。あやかを冷たく見下ろすばかりで何も言わない明日菜
にかわって、このかが説明を始めた。
「あのな、ネギ君をお父さんに会わせてやるんや」
「お父さんに!?」
「どういうことですの、このかさん!」
「ネギ君のお父さんは、今、魔界ゆーところにおるんよ。だから、生け贄を捧げなあかんねん」
何を言っているのかわからず、混乱するあやか。すると、明日菜が口を開いた。
「……つまりね、こういうことよ、いいんちょ」
「……え?」
次の瞬間、あやかの胸を明日菜の巨大な剣が貫いた。心臓を完全に破壊されて、あやかは絶命した。
「いいんちょさん! ア、アスナさん、なんでこんなひどいことを!」
「言ったでしょ。あんたをお父さんに会わせてやるためよ」
「魔界の入り口を開くには、十三人の生け贄を捧げなあかんのよ、ネギ君。けどもう終わりや。いいんちょ
で、ちょうどピッタリ十三人」
まるで罪の意識を感じていないように、にっこり微笑むこのか。明日菜はそれを見ると表情を曇らせた。
「違うわ、このか」
あやかの亡骸が床に落ちて音を立てる。その一瞬で、明日菜はこのかの足元に移動していた。身を屈めた
態勢のまま剣を一閃、横薙ぎにする。
「―これで十三人よ」
胴に刃が食い込み、くの字に曲がる。このかはそのまますさまじい勢いで床に叩きつけられた。血を吐き
ながら、このかは力を振り絞り明日菜を見上げる。信じられない、という表情で。
「……な……んで……」
「……刹那さんは、ヒトじゃないから」
このかはピクリとも動かず、もはや明日菜の返事も聞こえていなかったのかも知れない。ゆっくりと歩み
寄り、とどめを刺すべく明日菜が剣を振り上げたのを見て、ネギが止めに入った。