08/05/23 23:21:55 fKdLlA360
~10年後~
読者達「大江はどこだーッ!探せーッ!10周年なんてふざけんなーッ!」
茨木「はぁはぁ…とりあえず振り切ったか…
まさか世界中の人間…テロ組織までもがおまえを狙ってるとはな…大江」
大江「はい…まさかここまでとは…」
茨木「各国のトップやマフィア達まで協力しておまえを探している…
このままでは捕まるのは時間の問題だぞ…大江」
大江「絶対に逃げきって見せますよ!だから…編集長、僕の連載を切らないでください」
茨木「すまない…オレがお前を連載させたばっかりに…」
大江「編集長…謝らないでください…僕はジャンプで連載できて幸せですよ?」
茨木「大江…?こんなに叩かれてお前は平気なのか?」
大江「自分の作品が叩かれるのは正直辛いですね。」
茨木「じゃあなぜ連載を続ける?なぜ原稿を書き続けるんだ?叩かれると分かっているのに!」
大江「僕は普段小学校の講師をしています。それは知っていますね?」
茨木「大江?どうしたんだ?」
大江「小学校という場ですら様々な対立が存在する。むしろ、幼い方が対立しやすいのかもしれません
自分の好きな漫画が貶されただけでイジメるなんてのも良くある話です」
全員が好きになれる漫画があれば、みんなで語り合えて、みんな仲良く出来る筈だ
そして、いつかこの地球から憎しみを無くしてみんなが仲良く暮らせる様に…
そう思って僕は漫画家を目指し始めました」
茨木「だが万人に好かれる漫画など存在しない…ドラえもんやDBですらアンチが存在する…」
大江「みんなに愛させる漫画は描けない…この地球から憎しみは消えない…」
茨木「残念ながらその通りだ…だからこそ私は少しでも多くの人に好かれる為に
アンケート制度を導入したんだ。そうすればみんなの好きな漫画が生き残れるだろう?
万人に好かれる漫画は描けない、なら少しでも多くの人に支持される漫画を残す事
それがジャンプ編集長である私の仕事だ
いや…本来なら万人から好かれる漫画を作らなくてはならないんだがね」
大江「万人に好かれる漫画は描けない…そんな事はもうとっくに知っていますよ」
茨木「ならなぜ連載を続ける?おまえの夢である万人に好かれる漫画は描けないのに」
大江「さっきもいったじゃないですか。みんなが仲良くできる様な漫画が描きたいって」
茨木「!?何を言ってるんだ!?おまえはみんなから好かれる漫画を描きたいんだろう?」
大江「ええ、でもそれは無理でした…肉ガリを描いた時に気づいてましたよ」
茨木「…私は好きだぞ!肉ガリ!」
大江「ありがとうございます。でも肉ガリが嫌いな人も多数存在した」