08/12/08 19:04:09
王経のことはどう?
母親は王経が宮仕えして出世してゆくのを危ぶんだ。
「出世なんかすると権力争いにまきこまれるからこわいよ。」と。
母の心配したとおり王経は権力争いの巻き添えをくって一族ともども死罪になった。
魏帝曹ボウが司馬昭誅殺のクーデターを彼に打ち明けていたのに対して、そんなことやめておけと忠告したが司馬昭に密告しなかったからだった。
刑場に引き出された王経は母に詫びた。
「まさに母上のご心配されていた通りにしてしまいました。親不孝を許してください。。」と。
そして、彼の母はこういった。
「いいえ。私は正しく生きたお前を誇りに思って死んでゆくのですから。」と。
すごいな。
どんな時代にも、まっとうな人々はいるんだな。。