08/06/24 17:36:28 MtonCVNN0
FA改革協議が25日に決着…最短7年、補償も大幅軽減
プロ野球のドラフト・フリーエージェント(FA)改革協議が、25日に予定されている
日本プロ野球組織(NPB)と労組・日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)
との協議交渉委員会を経て決着する見通しとなった。
今オフから適用される新制度では移籍の活性化を図るため、FA権の取得期間が
短縮される。現役の選手は従来より1年短縮されて8年に、2007年ドラフト以降に
入団した選手は高校生が8年、大学・社会人が7年となる。FA移籍に伴う旧球団に
対する補償も大幅に軽減される。
2年後に成果、球団経営への影響などを検証する。
また、NPB側からはFA流出により、著しく戦力が低下した球団に対する一時的な
措置として、出場選手及び支配下選手登録枠をそれぞれ1人増やして29人、71人
とする案が提案されたが、今回は受け入れには至らなかった。今後、選手会では
7月の総会以降に協議する方向だ。
【ドラフト】
◆2008年から高校生と大学・社会人を一括開催。
◆1巡目は入札し、重複の場合は抽選。外れた球団は再入札し、全球団が1巡目
選手を確定するまで繰り返す。2巡目以降はウエーバー方式。
【FA】
◆2007年ドラフト以降の入団選手は、国内FA権取得期間を高校生は8年、大学・
社会人は7年とする。
◆2006年ドラフト以前に入団した選手は海外FA権取得期間を9年、国内を8年とする。
◆旧球団に対する補償は各球団で日本人選手を年俸順にA(上位1~3位)、
B(同4~10位)、C(同11位以下)にランク付け。人的補償がない場合、Aランクは
年俸の80%、Bランクは60%。人的補償がある場合、Aランクは50%、Bランクは
40%。Cランクは人的、金銭補償とも不要。