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EL GOLAZO 最新号情報
689号 浦和1-0大分 浦和の子
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象徴的な台頭
合わないと思っていた。
彼が高校2年生だったころからそうした思いが強くなった。
当時の浦和はブッフバルト→オジェック→エンゲルスと連なったフィジカル重視のサッカー。
そのチームにおいて、山田直輝という才能の適切な置き場を見出せなかった。
極端な話、昇格せずにほかのクラブで挑戦したほうがいいのではないかとさえ思っていた。
持久力、戦術眼、キック、そして何よりも球際で見せるハートの強さ･･･。
だが、サイズがなく、肉弾戦での勝負では苦しい。
若手の起用に消極的とも思えるクラブにいるよりは、と。
だが、偶然と必然の中間くらいの話なのだろうが、山田直が高校を卒業した年から
浦和はフィンケ監督を招き、チーム作りでの大きな転換点を迎えることになった。