08/10/28 21:56:05 /yR4jyVO0
ダイ抜粋3/3
数多くの栄冠獲得に貢献してきた中村修三強化本部長は、今季終了後に辞任を発表する意向を
固めている。「自分もあの時、ゲルトを後任監督に推薦した。あんな大変な時期に受けてもらったのに、
成績が悪いからと言ってすぐに監督を切って、自分だけその場に残るわけにはいかない。
それは人間としてできない。ゲルトと心中する」
と近い関係者に語っており、強化部から離れることになりそうなのだ。
確かに、今季の補強は近年稀に見る惨状だった。今野を土壇場で逃がし、シトンの代わりに獲得した
高原、エジの高額2トップは機能不全。次代を担う梅崎は、6月以降、出場機会を失った。
ACL連覇の切り札となるべきだったアダイウトンは、メディカルチェックで古傷に異常が見つかり契約に至らなかった。
そして、本田の土壇場での獲得も叶わなかった。
だが、優れた人格者でもある中村氏を責める声はチーム内にからは伝わってこない。
「修三さんよりも責任をとるべきひとはいる」と主力選手たちは声を揃える。
浦和の監督人事権を掌握するのは社長である。オジェック、エンゲルスという人選は社長自身の持つ
サッカー界でのコネクションの脆弱さを露呈していた。レッズを形なきチームに貶めた最大の責任者は社長なのだ。
勝利と美しいサッカーに飢える巨大なサポーターに何を提示するのか。来季のACL出場権を失った場合、
「オレにも明日はない」と辞任の覚悟も示した藤口氏だが、後任監督の人選で過ちは許されない。