08/10/27 06:32:51 wlCcBuPO0
エンゲルス采配NOで浦和勝った…J1第30節
URLリンク(hochi.yomiuri.co.jp)
ハーフタイム。浦和のロッカールームではサッカー界では極めて珍しい事件が起きた。左サイドで先発出場した
山田主将が、右の平川とのポジションチェンジをエンゲルス監督に直訴。右の職人を左に起用するという
指揮官の“奇策”を選手が“否定”した。「選手は監督に指示されたポジションでプレーしなければならないが、
前半、リズムに乗れなかったので言いました。こういうことを言ったことは今までにない」と山田は説明した。
実際に前半は最悪の内容だった。1―3の大逆転負けを喫した22日のACL準決勝・G大阪戦(埼玉)の
嫌なムードを引きずったまま。絶不調の新潟と45分間の低レベルな争いに、時間が無駄に流れていった。
勝利の瞬間、両手を突き上げガッツポーズするエンゲルス監督 しかし後半、選手主導の戦術変更で
流れを引き寄せた。本来の右サイドから山田が再三チャンスを演出。後半35分。山田のスローインから
エジミウソン―ポンテ―エジミウソンと素早くパスが回り、果敢に前線に上がっていたボランチ細貝が右足で
決勝点を叩き込んだ。「ACLはチームのために戦えず悔しかった。その分、やってやろうと思っていた」
G大阪戦は出場停止だった細貝は貴重なリーグ初得点を振り返った。
ロスタイムを含め、その後約10分間、新潟の反撃を受けたが、闘莉王、都築らが体を張ってゴールを死守。
1か月以上も遠ざかっていた白星をやっとつかんだ。
試合直後、エンゲルス監督は、スタジアムの裏で勝利監督とは見えないほど険しい顔つきでたばこを1本吸った。
「山田が左右の入れ替えを言ってきたので、平川に聞いたらOKだ、というので替えた。山田とポンテのコンビがよくなり、
プラスだった」勝利を優先させるため、監督としてのプライドを捨てた指揮官は複雑な表情だった。