08/10/19 21:23:49 VubgT6C70
資金難が成績直結…札幌限界のテコ入れ
【札幌0―2柏】「親会社を持たない宿命です。市民クラブだから」。札幌の矢萩竹美社長はやるせない表情を見せた。昨季の横浜FC、甲府に続き、資金不足のクラブのJ2降格が決まった。
5試合を残して4勝5分け20敗。J1クラブに歯が立たず、戦力も明らかに見劣りした。主力に故障が出ていた前半戦、成績も伸び悩んでいた時期に十分なてこ入れができない。DF箕輪、FWアンデルソンを補強するのが「限界ライン」(矢萩社長)だった。
J1昇格による観客動員は予想を下回り、入場料収入を強化に充てる算段も狂った。今季、強化費をJ2時の4億円台から7億円台に増額してもJ1クラブの最低ランク。経営再建中で資金を絞り出せなかった。
J2の来季はさらに財政は圧縮される。FWダビら主力の流出も懸念され、チーム力低下は必至。たとえ1年でJ1に戻っても、この資金難では同じことが繰り返される可能性がある。
昨季は選手などの人件費下位3チームがJ2に落ちた。金がなければJ1で戦えないという夢のない実情を札幌の降格が示している。 【J1速報】
[ 2008年10月19日 19:41