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(2)違反行為の内容
2008年5月17日(土)に埼玉スタジアムで行われたJ1リーグ戦第13節
「浦和レッズ対ガンバ大阪」において、ガンバ大阪のサポーターが
試合開始前に浦和レッズサポーターに対し物の投げ込み(水風船及び
ペットボトル)を行い、浦和レッズファンの家族や子供に当たった。
またガンバ大阪サポーターは誹謗中傷ともとれる横断幕の掲出、緩衝柵を
揺らしての挑発行為(罵声等)も行った。
試合終了後、ピッチではガンバ大阪の選手が円陣を組んで喜びを
あわらにしたことがきっかけで、選手同士がもみ合いとなり、
スタンドでは、選手に対して異議を述べるなどしていたガンバ大阪
のサポーター1名がスタンドの最前列に詰め寄った他のガンバサポーターに
押され、スタンドから3メートル下のスタジアム内の溝に転落して怪我を
負った。その後はスタンド内が混乱し、サポーター同士で物の投げあいが
行われ、興奮した両チームサポーターがもみあいとなり、緩衝柵の大部分が
倒れてしまった。
その後、試合前に行ったガンバ大阪サポーターの一連の行為が起因となり、
浦和レッズサポーターがビジター出口に集結したことから、安全確保のため、
ガンバ大阪ファン・サポーター約800名は最長3時間半もの間、スタンドでの待機を
余儀なくされた。また、一部の浦和レッズサポーターによりガンバ大阪の
応援備品が破壊・点火されるなどの事態となったことも含めて、
一連の騒動はサッカースタジアムが危険であるとの印象を社会に
与えてしまった。