08/05/17 12:27:13 Q0Dl+A3y0
>>32のつづき。
最初の「わたしの誇りです」は、「チームに本山のような
素晴らしい選手がいることは、わたしの誇りです。」というような
コメントだったと記憶する。本山のみを賞賛するのでなく
本山のいるチーム全体を賞賛するというか「誇りに思う」と
いういいまわしにオリベ独特のきめこまかな周囲への配慮と、
サッカーに対するオリベの生真面目な姿勢があらわれている。
それだけでなくオリベがサッカーの見方における己の信条を、
本山への言葉に託して宣言したかのようにも聞こえた。
そこにはジーコさんやオシムさんやセレーゾさんにも
共通するサッカー感が、・・おでには感じられたものだ。
ういーーー・・・。
サッカーはひとりでやるものじゃあない。素晴らしい選手が
いるということはチーム全体が素晴らしいということだ・と
オリベは言いたかったようにこのコメントは聞こえた。
チームの一員としては、主役どころか、脇役からさえ遠ざけ
られることが多く、端役にばかり時間の多くを割いてきた本山。
どんな脇役・端役であろうと精一杯つとめ、見事に役割を
達成することの多かった本山。でたまにトップ下や最終攻撃の
トライアングルに入れば、高い確率で目の覚めるような活躍を
見せてきた本山。そしてほとんど取り上げられさえしなかった本山。
その本山の目立たぬ輝きに光をあて、その端役扱いだったプレーを
さえチームのゲームメークに貢献できるレベルにひきあげたオリベ。
なかなかに本山ファンのひとりとしても感慨が深く、
オリベの人心掌握術の片鱗がそこに・きらりと光ったように・・。
次の言葉は、そういうオリベの言動・チームづくりの裏づけが
あってこそ記憶に残る言葉であろう。