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ブライアン・バートラム著 ライオン 草原に生きる (155頁)
「ゾウ、サイ、カバはあまりに大きく武装も十分なので、ライオンは幼獣や病気で死にかけている個体を餌食にすることは時々あるが、これらを定期的に捕まえることはできない。
アフリカスイギュウとキリンも大きすぎる相手で、単独のライオンはめったにこれらの成獣を殺せない。」
小原秀雄「親と子の動物行動学」2003年8月26日初版発行
48P欄外より
ライオンについて
ふつう体重五〇~三〇〇キログラムまでの獲物を捕殺する。
しかし、一五~一〇〇〇キログラムまでの動物なら殺す。
同書93Pより
カバについて
体重は一〇〇〇~四五〇〇キログラム。
ふつうは二五〇〇~三〇〇〇キログラム。
セレンゲティ・ライオン ジョージ・シャラー著 小原秀雄訳、解説
上巻361ページ
食性は四つの要因による最も著しい影響を受ける。
一、被食者の大きさ。(この部分には強調附があった)。
成獣のゾウは体重三、五〇〇㌔㌘以上であり、カバは少なくとも一、八〇〇㌔㌘、そしてキリンとサイは普通一、〇〇〇㌔㌘を超える。
一頭のゾウの仔どもが、マニヤラ湖国立公園でその母親にはぐれて、ライオンに殺された。
(中略)
また、グッギィスベルク(一九六一)とゴダール(一九六七)は、サイを攻撃したことを記している。
しかし、これらの種はあまりにも大きくて、また成獣が仔を懸命に守るので、ライオンは通常彼らを捕食しようとはしない。
小原秀雄著 哺乳類の世界(235頁)
種の生態と行動
表 9 ライオンの食性
ヌー 〇 460
ウォーターバック 〇 247
シマウマ 183
(中略)
スイギュウ 5
(中略)
キリン 2
(中略)
ブッシュバック 〇 2
子カバ 1
ニアラ 〇 1
結論、ライオンは単独ではカバに敵わない