09/07/26 19:08:47 jDH26V/80
大学3年生の就活が始まろうとしているこの時期、まだ内定をもらえない4年生があふれている。大学生の就職内定率
は昨年の今ごろに比べて1~2割減。就職希望者の半分以上が決まっていない大学も少なくない。就職窓口には4年生
が次々と相談に訪れている。
立命館大の衣笠キャンパス(京都市北区)では今月10日、4年生向けに企業10社による合同説明会が開かれた。
大学4年生、汗だくの就活 内定率、昨夏より1~2割減
7月は定期試験があるが、「これだけ厳しい年なので、学生にできるだけチャンスを与えたい」と考えたという。駆けつけた
4年生は102人。昨年7月に開いた同様の説明会と比べても、4倍超の人数だという。
参加した経営学部の男子(21)は3月25日に流通関係の中小企業から内々定をもらったが、担当者から「4月4日まで
に返事を」と迫られ、迷ったすえ断った。その後、20社近くの説明会や面接に参加したが、不採用が続く。親からは
「決めておけばよかったのに」と言われるといい、「まさかここまで決まらないとは」と嘆いた。
文学部の女子(23)は「説明会に行くと、女子はとりませんと露骨に言われた。夏休み前には決めたいと思っていたのに」。
経営学部の男子(22)は留年したため、同級生の多くはこの春に就職した。「まさか1年でここまで経済状況が変わるな
んて」とため息。インターネットに企業説明会の案内が出ても、数時間で「満員」になっていることもよくあるという。
ここ数年は6月までに就職希望者の6、7割ほどが決まっていたとされるが、この1年で内定率は軒並み下がっている。
関西大は昨年同期より10ポイント減(6月末時点)、立命館大は11ポイント減(7月中旬現在)、関西学院大は数ポイント減
(7月上旬現在)。7月末現在で集計する同志社大でも「おそらくは1~2割の減」という状況だ。
就活に強いと言われる体育会の学生も例外ではない。甲南大は6月下旬に3年生の体育会学生向けのガイダンスを開
くと、約300人が詰めかけた。甲南大キャリアセンターは「すぐに内定が出ていた体育会の学生も、今はそうはいかない。
部活で忙しくしながらも不安に思っていた学生も多かった」と話す。
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