08/09/20 03:38:53 urBFdXEz0
>>11
「そっかぁ、友達からたまたま貰ったんだね」
「そ、そうよ。私が煙草なんか買うわけ無いじゃないの!」
「ふぅん・・・ねぇ、私も一本貰ってもいいかな?」
「いいわよ。でも身体によくないし、つかさ にはきついわよ」
「大丈夫だよ。ふぅん、細長いね。こっちくわえるんだよね?」
「うん。ほら、火つけるわよ、吸って!」
「・・・ゲっ、ゲホゲホ。こんなの吸えないよぉ」
「ほらぁ、言ったじゃないの」
「ご、ごめん、お姉ちゃん」
「ほら、吸い殻これに捨てて!」
そう言いながら携帯灰皿を取り出して、はっとする。
たまたま他人から煙草を貰った人間がこんなもの持ってるわけがないのだ。
だが、我が妹は何の疑いも無く灰皿の底に煙草を押し付けた。
昔から手を焼いて来た彼女の勘の悪さだけど、今は感謝しておこう。
「ところで、どうしてここにいるの?」
「あ、あのね、お姉ちゃんのところに2,3日、泊めてもらっていいかな?」
「・・・な、何言ってるよ、急に!」
「お父さんたちと喧嘩しちゃって、家出て来たんだよね・・・」
「そ、そうなの・・・」
発泡酒の空き缶や同人誌が散乱する部屋が目の前に浮かぶ。
・・・どうしよう。
へべく かも