09/07/04 16:49:28 Q0GhW/TH0
[2009-07-03 「前監督」の矜持]
昨年は西武が渡辺監督1年目日本一に返り咲いた。オリックスもまたコリンズ監督が辞任すると同時に調子を上げて、終わってみればリーグ2位に付けた。監督次第でチームの成績は左右されるのだなと、あらためて思ってしまう。
組織のトップに立つ人間というのは「比べられる」のが宿命。とはいえ、現職者が前任から口を挟まれるのはつらい。
例えば前監督が解説席に座った場合、どうしても「オレならこうするのに」との思いが強いためか、ついつい発言も辛口になってしまう。チームのためを思ってのことなのだろうが、あまりにも度が過ぎると聞いているほうが不愉快になるケースもある。
そういう意味で、人間ができているなあと思ったのは、サッカー日本代表の岡田武史監督である。あれはたしか02年日韓ワールドカップだったと思う。
当時のトルシエ監督が率いた日本代表はベスト16に終わった。同じ韓国を率いたヒディング監督が国民栄誉賞並みの扱いを受けたのと対照的に、トルシエ監督への日本国内の世論はあまりにも厳しかったように思う。
サッカー音痴の私など、それまで1次リーグ敗退していた日本を決勝トーナメントまで導いただけでも御の字だと思っていたもの。
にもかかわらずトルシエ監督はなぜか石もて追われるような扱いを日本のマスコミから受けるのか、不思議だった。やはり、中村俊輔を代表メンバーから外したにもかかわらず「結果」を残せなかったことが世論形成に拍車をかけていたのか。
そうしたなか、「前監督」の岡田氏がコメントを求められたわけだが、岡田氏は、マスコミの誘導尋問に乗ることなく、「チームのことを一番考えているのは現監督ですから」と、批判めいたことは一切口にしなかった。
あの発言を聞いた時には、しびれた。球界に少なからずいらっしゃる「前監督」の方々にもそういう、矜持を感じさせる発言をしていただきたい。
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誤字脱字はごめんくさいや。携帯専用のサイトだからPCからアクセスはできんとそらスレ住人には言うた。