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【信子夫人が語る わが家の落合】
後半戦「心配なし」
2009年06月24日
夫婦って、１年に一度くらい「うれしい」と思うことがあれば、つながっていけると思いません？
交流戦最後のオリックス戦を前に、東京から名古屋に駆けつけました。監督が駅まで迎えに来てくれたの。珍しいのよ。わざわざ車を降り、トランクを開けて見せた。何があったと思う？
デパートの袋が３、４個きちんと並べてあって、中には根菜類の煮物やおひたし、焼き肉……。
監督の好きなお豆腐もあった。
デパートで「うちのやつが好きな物を」と買いそろえたんですって。数日滞在するだけなのに、この量何よ！という感じ。でも、うれしかった。普段、買い出しは私がするのだけれど、
移動してきたばかりで疲れている私の体を気づかってくれたと思うの。結婚して何十年たち、やっとこの域に達した。「ういやつ」と思っちゃった。
名古屋に来たのはもちろん応援するためだけど、そろそろ胸にたまってきたものを聞いてあげようと思ったから。周りの人に言えないことを私にぶつけてもらい、ストレスを解消してもらうの。
質問もしたわよ。後半戦に向けてのチームの課題。「主力が動けるようになったから、心配や課題はありません」ですって。
開幕時は前年度の故障で出遅れた荒木さん、井端さんがしっかり機能するかが課題だったんですって。でも３カ月たって「やっと野球がやれる体になった」と言っていた。
頼りになるのは実績のある人だけど、一方で若手も競わせている。若い選手は疲れを知らないけど、１年通じて良い成績が残せるかは別。「『心配でしょう』とよく言われるけれど、
選手に力以上のものを期待するから物足りないんでしょ。勝てないから課題があるように見えるだけ」と言っていた。これまでに１軍に５０人以上の選手を登録したけど、
それでリーグ３位につけてるんだからね。今年いっぱいで６０人以上にはなるみたいよ。（