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●モチベーションは「養育費」
ブラゼルにとっても阪神の誘いは「渡りに船」だった。ブラゼルは近日中に第1子が生まれる。
家族を養うには、年俸300万円では厳しい。今春、オリオールズの春季キャンプに招待選手とし
て参加していた時も、日刊ゲンダイ本紙の取材に対し、「今、妻が妊娠していて今年中にボクは父
親になる。でも、このままのマイナー契約では子供を養ってはいけない。もし、メジャーに上がれ
なければ日本に行きたい。子供のためにも活躍して、お金を稼がなければならないんだ」と語って
いた。
ブラゼルは昨季、6月に打率.344、6本塁打、21打点で月間MVPを獲得。前半戦はガン
ガン打ったが、後半戦は極度の不振に陥った。助っ人事情に詳しい関係者がこう言う。
「ブラゼルが昨季後半に失速したのは、技術や体調の問題以上に、当時西武の打撃コーチだった
デーブ(大久保博元氏=現西武編成部プロ担当)との確執が主な原因だった。デーブは外国人選
手にも上から目線と命令口調で接し、早出練習もさせた。ブラゼルはそんなデーブと衝突を繰り
返し、ストレスがたまり不振に陥った。阪神はそうした事情や子供の誕生間近でモチベーション
が高いことを把握し、獲得に踏み切ったのです」