09/06/12 12:15:00 3lyCZ8g70
(スレタイ)
ヤクルト館山14連勝も地味すぎて話題にならず
(本文)
ヤクルト館山昌平投手(28)の冷静沈着さは、最後まで変わらない。2本塁打を浴びるなど3失点も7回4安打。当たり前のように今季8勝目を挙げ、昨年からの連勝を14に伸ばした。
先頭打者を出したぐらいで動じない心の強さと、失点されない技術がある。右打者の胸元へのシュート。打ちにいけば内野ゴロ。内角を意識すれば、外角へ150キロ近い速球と、スライダーを投げ込む。
5、7回以外はすべて先頭打者を出塁させたが、3併殺。「進塁打とか考えず、思い切り振られてホームランされた。反省点も多かったです。何とか7回まで投げきることができました」と謙虚だが、テンポよく投げ、投打の歯車を狂わせなかった。
今季8連勝で、3失点以上したのは今季初めて。2本の適時打でアシストした女房役の相川は「サイドで150キロの真っすぐを投げるんですから。数字以上に速く感じる。そうは打てませんよ」と頼もしい“だんな”を絶賛。
伊藤投手コーチも「去年より、左打者にカットとシンカーをうまく使えるようになった」と連勝の“訳”を解説した。
交流戦も通算13勝(7敗)で2位タイ。「連勝? その話はいいでしょ」と恥ずかしそうだ。頼もしい右腕が、またひとつ白星を積み上げた。【小島信行】