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■守護神石井、５連打撃沈
フルマーク 2009/04/30
横浜２－３阪神
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５回横浜２死二塁、梶谷がプロ１号となる右越え先制２ランを放つ＝甲子園
【評】阪神が今季２度目のサヨナラ勝ち。０-２の九回二死から今岡の内野安打、
平野の右中間三塁打で１点差とし、関本の内野安打で同点。鳥谷の安打で一、
三塁と攻め、金本の中前打で試合を決めた。横浜は石井が誤算だった。
▽勝 アッチソン１１試合２勝１敗
▽敗 石井１１試合２敗６Ｓ
▽本塁打 梶谷１号（２）（久保）
■消えた来日初勝利
新外国人のマストニーが２度目の先発で、６回?を３安打無失点の好投。予定さ
れたゲームが雨で流れた関係で、前回から中14日の登板だった。
杉本投手コーチが「立ち上がりは安心して見られた」と評すように、緩急をつけた投
球を披露。投手戦で一歩も引かなかった。四回は先頭から二塁打、死球が続い
て窮地を迎えたが、金本、新井をともに変化球で仕留め、無失点で切り抜けた。
九回に石井が同点に追いつかれた時点で来日初勝利は消えた。「自分の勝敗に
はこだわっていない。チームの勝利が大事。試合の内容はよくなってきている」と仲
間をかばった。
■悔しい適時失策
３年目の梶谷がプロ入り初本塁打をマーク。五回二死二塁に内角スライダーを鋭
い腰の回転でさばき、打球は右翼ポール際に飛び込んでいった。「どんな球も思い
っきり振り抜こうと思っていた。『切れるな』と思いながら走っていた」
守っては、八回一死一塁で、中前へ抜けようかという鋭い当たりを回り込んで二塁
封殺。しかし、１点差の九回二死三塁から二遊間の打球を捕球したものの、一塁
への送球がワンバウンドになり、一塁佐伯のミットからこぼれ落ちて同点の適時失策
となった。
梶谷は「ホームランを打ったことはどうでもいい。ああいう場面で丁寧なプレーができ
なければ。練習するしかない」と悔しそうだった。