09/04/12 13:29:30 EwPTwUtOO
速球少女、夢はプロ 盛岡東シニアのエース小笠原さん
雄星に続け―。盛岡市の硬式野球シニアチームに注目の女子投手がいる。春の甲子園で
準優勝した花巻東高の菊池雄星投手も所属した盛岡東シニアの右腕小笠原真悠さん(13)
=同市見前南中2年=。速球と落差のあるフォークボールが持ち味で、昨秋の東北大会では
完封勝利を収めた。全国大会出場を目指して調整中のエースは「将来はプロに」と夢を描く。
後ろで結んだ長い髪がサラサラと揺れる。166センチの体をバランス良く使うフォームは、
プロ野球埼玉西武ライオンズの涌井秀章投手のようだ。
115キロの速球にフォークとカーブを織り交ぜ、打たせて取る。全国のシニアでも女子のエースは珍しいという。
野球を始めたのは小学4年の春。家族に勧められ、現在もチームメートの兄涼太君(14)=見前南中3年=が
所属する少年野球チームに入った。「最初は嫌々だった」と苦笑いするが、その秋にはマウンドに。6年生の冬に
硬式に転向し、シニアでは中学1年秋から背番号1を付けた。
菊池投手でさえ3年になって与えられたエースナンバー。小笠原さんは「今の自分には重すぎる」と控えめに語る。
中学では陸上部に所属する。「いま欲しいのは携帯電話」と、はにかむ顔は普通の女子中学生だが、
「三振を取るのは気持ちいい」と強気な面をのぞかる。
盛岡東シニアの浅沼貴ヘッドコーチ(43)は「試合の流れを引き寄せる投球ができる」と評価する。捕手で
主将の太田知将君(14)=同市見前中3年=は「打たれても崩れない精神力が強み。制球もいい」と信頼を寄せる。
東シニアは5月2日から秋田県で開かれるリトルシニア東北連盟春季大会に出場する。小笠原さん
は「決勝まで進み、全国大会で投げたい。球種を増やし、将来は女子プロ野球選手として活躍したい」と
意気込んでいる。
URLリンク(www.kahoku.co.jp)
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