09/03/25 21:24:18 JKcIFafc0
星野ジャパンとは違う…原監督の“決断”が日本を連覇へ
★原監督の決断が日本を連覇に導いた。短期決戦、特に代表のような寄せ集めチー
ムの場合、<<<選手の適性や状態の見極め>>>が大事になる。★
当初、イチローに3番を任せる予定だった。1―3番に出塁率の高い選手を並べ、4―
6番にチーム打撃ができる打者をそろえて確実に得点を挙げる。その理想的な打順と
して挙げていたのが、青木、中島、イチローの打順だった。
だが、実際に組んでみると、イチローの状態が上がってこないこともあって機能しな
い。イチローについて報道陣から問われると、チームへの強い影響力を持つ選手のこ
とをおもんばかってか、原監督は決まって「彼のことは心配していない」と繰り返してい
た。
それが、WBC開幕を目前に控えた巨人との強化試合前のこと。グラウンドに出てきた
イチローに、伊東総合コーチが指を1本立てて打順変更を伝える。1番イチロー、3番青
木。合宿中から状態の良かった青木との打順を入れ替えた。
投手陣にしても同じだった。最初の構想ではダルビッシュが決勝に先発するはずだ
った。だが、岩隈に安定感があると判断すると、ローテーションの入れ替えを即断した
。さらには、抑えを任せていた藤川が本調子でないと見ると、準決勝からダルビッシュ
を抑えに据えた。
★情にほだされ、柔軟性を欠いた采配で敗れた北京五輪の「星野ジャパン」★
とは一線を画する戦いぶりだった。原監督は言う。「チームがスタートした時に、
一日一日、進化していこうと話した。すべてのことを、選手が実行してくれた」。変
わることを恐れなかった。決断の一つ一つが連覇につながった。 (共同)