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2005年6月19日
スコット・シーボル(内野手)、外野手デビュー!
うちの正三塁手、スコット・ローレンのDL入りに伴い、3Aから上がってたスコット・シーボルという選手がいます。
もうかなり長いこと、ローレンの留守を立派に勤め上げている彼。そのシーボルが、外野手の足りない状況から、急遽レフトとしてデビューしました。
僕も以前、一度だけセカンドを守らされたことがありましたが、一応もと内野手。でも彼は、3Aで一度経験があるだけで、メジャーでは初外野だったのです。
あまりの緊張から、何も聞こえなくなってしまったのか、僕がセンターから「おーいおーい」と声を掛けても、ベンチが叫んでも、振り向きもしません。
バッターによって守備位置を変えるでもなく、レフトの「定位置」に、びたっと貼りついたように固まっていました。顔はまっすぐ前。もう、周りを見る余裕はまったくなし。
ベンチが何度も口笛を吹いて、やっと呼ばれていることに気がついたほど、緊張の極みにいたようです。
結局エラーもなく、無難に仕事を終えたのですが、試合終了後もはらはらどきどきする気持ちはずっと続いていたらしく、
「あの、左中間抜かれたヒット、あれはホントは俺が取れたんじゃないかな・・・」と、泣きそうな顔(普段もそうですが・・・)で相談に来ました。
「あれは、誰も、取れん!」と僕が言うと、やっと納得したようでしたが、シンシナティーに移動する飛行機の中でも、まだ気持ちが張り詰めていたようです。
普段なら移動の機内で、ビールを10本くらい空けた後、さらに飲み続けている彼。今日はビールを一本飲むなり、がくっと眠ってしまいました。
オハイオ州シンシナティーにて 田口壮