09/02/11 00:18:10 akvo3Rva0
中川裕貴は、地元の中京高からドラフト1位で入団したのが2003年の秋のこと。いつまでも若手のイメージが付きまとうも、
立派なプロ6年生。だがこの6年間、中川はプロとして何一つ期待に報いることができなかった。いや、結果を残す云々以前の段階にすら到達していない。
有り余る才能を阻むのは、決してプロの壁ではなく、怪我、怪我、怪我。中川は、いつも怪我に悩まされてきた。
プロ野球選手・中川裕貴の6年間は、怪我の歴史と言っても過言ではない。もちろん偏に怪我と言っても、防げる怪我と防げない怪我があり、
中川のそれがどちらなのかは、ドクターでもなんでもない私にはよく分からないが、「怪我は言い訳にはならない」との意見を採用すれば、
中川は所詮はそれまでの選手である、ということになる。第一、入団以来ろくに働いていない選手など、普通ならばせいぜい4年も面倒を見れば
簡単に首を切られるものだ。それこそアルバイトの学生が、教えられた通りの要領でパックの刺身にたんぽぽを添える工程のように、
プロ野球選手なんていとも簡単に解雇されるのだ。それが6年目のチャンスを与えてもらっているだけで、あるいは奇跡的なのかもしれない。