09/01/12 22:20:58 XnhcatxT0
野本、福留タイプだ ランニングとノックで非凡な動き
中日の新入団選手による合同自主トレが11日、ナゴヤ球場で始まり、育成選手を含む9人が
プロ生活の第一歩を踏み出した。ドラフト1位入団の野本圭外野手(24)=日本通運=は、
ランニングやノックで評判通りのしなやかな動きを披露。三木安司トレーニングコーチ(48)が
「福留にタイプが似ている」と評価。期待は高まるばかりだ。
別メニューの小熊をのぞく8人の中で、野本の動きのしなやかさがひときわ目立っていた。
ランニング、ペッパーでのバットコントロールのよさ、そしてノックでの捕球動作。一つひとつの
動きを見守ったプロフェッショナルがその真価を見抜いていた。
三木トレーニングコーチは「ひっかかったり、ぎくしゃくしたりするところがなく、動きがスムーズで
よどみない。体のバランスがいいし、福留(カブス)にタイプが似ている」と、中日で4度ゴールデングラブ賞
に輝いた現役メジャーリーガーに、野本を例えた。
打球の正面に回り込み、捕球し、投げる。一連の動きが切れ目なく、なめらかに完了する。
三木トレーニングコーチは「けがをしにくい体、動きといえる。1軍で1年間やっていける要素を
持っている」と太鼓判を押した。野本自身もこれまで大きなけがをしていない。「アップ、ストレッチ、ダウン
を入念に怠りなく取り組むようにしています」と、徹底した自己管理を肝に銘じているという。
この日も練習後、ウエートルームに最後まで残っていた。
9人の中では唯一の社会人からの入団。野球でも社会人としても経験値が高い。外野でのランニングでは先頭を走り、
ノックでも先陣を切った。「大学や高校出身が多い中、自分が同期を引っ張っていかなければならないと思います」と、
リーダーシップを発揮する意欲もみせた。
走攻守、三拍子そろった即戦力として期待されてのドラフト1位指名。野本は「開幕1軍もレギュラーも簡単ではない。
一生懸命努力して勝ち取りたい」と謙虚に目標を掲げた。激化必至といわれる外野のポジション争いで中核を担いたい。
大型ルーキーがプロ生活初日でその素質をのぞかせた。