08/11/30 11:41:25 cKm07fCc0
記事を書いたのは、ドラゴンズ&総監督番の渡辺崇記者か。
日本一多忙なプロ野球球団マスコット ドアラさん
地味な中日ドラゴンズのキャラとは思えない。
アンバランスな体形と予測不能の行動が昨年、動画サイトで流れると、
「キモかわいい」と全国人気に火がついた。
2月出版の自叙伝「ドアラのひみつ」は12万部売れ、写真集やDVDも出て、
年末年始も働きづめ。「人のいない所に行きたい」と嘆く忙しさが続く。
「窓際」からのし上がった苦労人だ。
地元の動物園の人気者コアラにちなんで94年に入団。
だが97年、新入りのシャオロンにファンを奪われた。「何こいつ、と」。
愛らしいライバルの逆を目指してバック転を連発し、奔放に振る舞った。
が、かえって子供が遠のき、日本一寒い球団マスコットとも言われた。
球団広報からも放っておかれる冷遇を経て、05年に始まったセ・パ交流戦で転機が訪れた。
不慣れなパ・リーグの球場で武者修行し、自信をつけた。
球団広報の石黒哲男さん(40)は
「常に試行錯誤していた。全国のファンに接してコツをつかんだのでしょう」。
得意のバック転にフェイントを入れたり、小島よしおの「そんなの関係ねぇ」のマネをしたり、
四股を踏んだまま転んだり。レパートリーは広がっている。
しゃべれないため、発言は1月のイベントで編み出した筆談。
中日選手の辞退が話題のワールド・ベースボール・クラシックについて
「今年なら自分が選ばれると思ったが、甘かった。世界的アピールが必要」。
ゆるい筆致で、熱く意気込んだ。
文・渡辺崇写真・岩下毅