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８月３１日までにメジャー２５人枠へ登録されていない選手は規定によりプレーオフに出場できない。
９月に入って移籍した井口にとって、２８日のナ軍戦がプレーできる最後の試合となるため、その目は早くも来季へ向けられていた。
「いずれは日本に帰りたいという思いがある。それにはタイミングもあると思うが、今年のオフはＦＡとして、メジャーだけでなく、
日本球界も視野に入れて、いろんな球団の意見を聞いてみたいと思う」日本球界復帰も、来季の選択肢の一つであることを明言した。
大リーグは今年で４年目で、ア・ナ両リーグを経験済み。「野球選手として、経験はまだまだ積みたい。ただ、僕が求める野球、つまり、
つなぎ役が評価される細かい野球は、必ずしもメジャー球界だけにフィットするものじゃない。移籍する球団の枠を広げることは、
悪いことじゃないと思う」井口は日本球界を視野に入れた理由を口にした。
今季はパドレスと年俸３７５万ドル（約４億１０００万円）で１年契約を結んだが、６月５日のメッツ戦で右肩鎖骨を痛め、
メジャー４年目で初のＤＬ（故障者リスト）入りも経験。まだまだ老け込んではいない。「勝てるチームの戦力として、また頑張りたい」
９９、０３年にダイエー（現ソフトバンク）で日本一、０５年にＷソックスで世界一に輝くなど、プロ１２年で日米通算６度の優勝を経験している勝負強い男が、
メジャーだけにこだわらず、新たな出発点を探す。