そらそうよat BASEそらそうよ - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト512:代打名無し@実況は野球ch板で 08/09/07 06:15:25 aSyUBaB8O 08年虎を追う 「實」(題字は阪神・岡田監督) きつい日差しが消え、照明がともり、時計を見れば午後7時30分を超えていた。 疲れた。力が抜けた。ひとつ、たったひとつ勝つのがこれほど難しいものだったのか。 岡田もコーチも、そして選手たちも、それを実感しながら、やっと笑みを浮かべていた。 ボソッと口を開いた。試合前。ベンチの裏のイスに腰をかけた。 「アカン、トイレにも行きたくないわ。出るものがないしな。腹の中、何も入ってないからな」。 何のことかわからなかった。ささやかれた僕はどうリアクションを取っていいのか、わからなかった。 岡田の精いっぱいのジョークだった。聞けば5日、ナイター敗戦のあと、ホテルの部屋にこもっていた。 食事も欲しくなかった。食べる気にならなかった。監督は常に孤独である。これに勝たねば監督は務まらない。 目を閉じた。眠ろうとした。そんな状態で眠れるわけがなかった。考えた。なぜ。この時期に失速したのか。 岡田は頭の中で、考えを巡らせた。「例えば・・・」。気になることはあった。打線のことだった。 2-3、フルカウントになってから、ウチのバッターはファウルが打てない。ファウルして粘れない。 自分のスイングができていない。1発で仕留められると思っているのだろうか・・・。 そんなことがだんだん浮かんできて、気がつけば朝が近づいていた。「野球というのは自信が大切よ。でもな、 自信と過信は違うし、大きな差がある」。自分も含めて、ここまでの道のりがあまりに順調すぎて、自信から 過信につながっていたのかもしれない。だから、この苦境で「ひたむきさ」を求めた。 不格好でもいいから食らいつく。ひたむきに1点を取りに行き、ひたむきに1点を守りに行く。いわば野球の原点。 それに気をつかせてくれた連敗、そしてピンチだったのである。相手の勢いに押され、足元が揺らぎ始めた時、 選手の動きにひたむきさが出た。それは「勝ちたい」という薄れていた本能。岡田自信も弱気になっていた。 だが、ひとつの勝利がそれを振り払ってくれた。そう信じることにしよう。今季70勝目。 ターニングポイントをクリアした。これから邪念を捨てた野球ができるはずである。(内匠宏幸) 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch