08/08/03 12:20:57 Y11a7lgQ0
対してクルーン。手の振りと手首の角度からこの回転軸が水平じゃない。
投手後ろからの映像では回転軸が左が高く右が低い斜めで右に傾いた回転をしている。
回転そのものはシュート回転ではなく縦回転なんだが軸が傾いているわけだ。
これでは軸が見事に水平で地面に直角なきれいな縦回転の藤川に比べ揚力は小さくなる。
だから藤川より球速はあっても打者にとってはイメージ通りの後落でくる球になるのだろう。
速さにさえ合わせればイメージした軌道に球は来るわけだ。
藤川の球は直球とわかっていても打てないとよく言われる。
これはこの揚力の大きさから後落が小さくてイメージ以上に球の軌道が落ちず上に来る、いわゆる
「伸びる球」だから球の下を空振りする。
その一つの理由が回転軸が見事に水平だというのがクルーンとの連続映像でよく分かったよ。
これはゲームを離れて見ていて面白かった。
まあクルーンも地肩の強さから生まれる桁外れの推力は規格外で今日みたいに直球一本じゃなきゃ
そうそう打てるものじゃないから問題はないけどね。
むしろ藤川の方が心配で全盛時に比べ当てられるようになってきている。
あの馬鹿みたいな伸びでは今ないのだろう。これは五輪でちと心配。
ま、藤川も今日は変化球投げると言いながら初球一球だけだったからな。
全盛時の伸びはないとはいえ変化球組み合わせればそうそう打てる直球ではない。
レギュラーシーズンでは巨人には厄介な投手だよ。