09/03/06 10:50:40 mGF2BYHk0
西暦2018年東京
この時代は、著しい湾岸都市計画によって海を埋め立てられ
東京湾に新しくウォーターフロントを造り出し、「鳳凰区」「台場区」「湾上区」と呼び
人の生活の場を拡げていた
そして時代の裏側では「esp者」と呼ばれる超能力者による犯罪が多発し
それに対抗する手段も乏しく、人々は「esp犯罪」と云う見えない恐怖に怯えていた
そんな中、「夜叉」というesp者達を束ねる犯罪組織が動きだし、経済はおろか政界にまで深く潜り込み
その力は今や世界を動かせる程にまで発展していた
そして夜叉は、対抗組織の成長防止、かつ自規模拡大の為に都内に大捜査網を敷き
esp者がpk使用時に出すという「drive波」を感知するデーダーで次々と組織のしもべを増やしていったのだった
惨澹たる東京のありさまを見かねた阪神国際警察は
少数ではあるが署内にesp犯罪機関「judge」を設立しその対応に乗り出した
一方「夜叉」は自衛隊を支配下に置き「湾岸自衛隊」と称して自ら支配する首都圏を守らせた
帝都はもはや城塞と化していたが、実際そこで生活する人々にとってはなんのことはなく
何も知らされずに普通に生活しているのだった