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<こだわり人>語学留学、学内で体験─近畿大学英語村村長・北爪佐知子さん
外国人への抵抗感をなくし英語に親しむきっかけに―。こうした目的で近畿大学が
設けた「英語村」が英語教育の新たな試みとして教育関係者の注目を集めている。村長を
務めるのは同大文芸学部教授の北爪佐知子さん。「楽しくなければ学べない」。長年の
経験から得た英語教育の理想の1つを形にした。
本部キャンパス(大阪府東大阪市)にある英語村は1年前の昨年10月に「開村」。現代的
な建物の中にカフェや大型テレビ、外にはバスケットボールのコートを備え、米国や英国、
オーストラリアなど英語圏出身で20―30代のスタッフが常駐する。学生はだれでも入れる
が、施設内の会話はすべて英語。スタッフはすすんで会話に加わり、学生がうまく話せ
なかったり尻込みしたりしても丁寧に対応する。
英語村の構想が持ち上がったのは2005年秋。近畿大の学生は企業から「元気が良く
明るい」と評判で、社長出身大学ランキングでも8位(帝国データバンク、06年)に入る一方、
「英語力が弱い」との指摘が多かった。「学生の英語力を底上げする仕組みを」。世耕弘昭
理事長の指示を受け、準備委員会の委員長として白羽の矢が立ったのが北爪さんだった。
文芸学部を創設した20年前から講師を務めるが、それ以前も専門学校で同時通訳などを
教えていた。一方的に講義するよりも、少人数のグループに分かれて発表させたり会話
させたりした方が学生が生き生きとするのを確信。「とにかく楽しく」が英語村の前提になった。