07/10/23 22:20:18 zLkcZtU30
ヴィクトリーはスタート上手じゃないし、そもそも常に逃げしか取らないという戦術では、たまたま
運が良くいいスタートを切って、誰も競りかけなければ勝つかもしれない的な競馬だからねぇ。
この馬の素質を評価しているからこそ、音無師はそんな運頼みでしか勝てないような馬にしたくなくて、
ヴィクトリーに競馬を教えて一流馬にしようと、控える競馬をさせようと苦心してきたんだよ。
だからこそそのレースのことしか考えない馬任せの勝春の騎乗を快く思わなかったし、馬とケンカして
でも控える競馬をすることができる岩田という最後の切り札を切った。
そしてイメージしていた通りに菊花賞では前に馬を置いて折り合いをつけようと頑張ったわけで。
でも、岩田騎手が「前に馬を置いたら嫌がって掛かってしまった」と言っているのを
見ても、ヴィクトリーという馬は音無師の想像を遥かに上回るほど、自分に正直な馬
だったんだろう。さすがの音無師も、どんなことをしてもハナに立たないと気がすまないという
現実を目の当たりにしては、そろそろ良くも悪くも諦めるんじゃないかな…