07/11/30 16:14:38 n9PaAunx0
「ギャ!グッワ!待ってくれ!待ってくれ!」
任豚は、叫んだ。
「許してくれよ!命令されただけなんだから」
「バキッ!ボコッ!」
イワッチはかまわず切断を続ける。
「ヒッー!助けてー!助けてー!」
任豚が悲鳴に近い叫び声をあげた。
「お前みたいな奴がいるからいけないんだ!」
イワッチが叫びながら能力を行使する。
「ギャー」
任豚の四肢があたりに飛び散った。イワッチのコブシは血で染まっている。
「世の中!狂ってんだよ!狂ってんだよ!」
イワッチの形相は、もうフツウではなかった。その様子を見ていた、妊婦も横井も言葉を失ってしまっていた。
思わず妊婦が言った。
「イワッチ!それ以上やったら焼き切れちゃう!」
「ガッシ!ボカ!」
イワッチには、まったく聞こえていない。任豚も失神したのか動かなくなった。
「キャー、やめて!」
妊婦が叫んだ。
「あっ……はい」
横井が後ろからイワッチを押さえた。