07/09/15 13:35:21 Qm/W4MDr0
無理矢理ポジティブに考えると、ソニー本体はもう半導体製造業の「損切り」
をしたので、東芝のCELL卸値にもう開発費の赤字分は乗せる必要が無い。
つまり5000億かけたCELLの開発費と製造立ち上げ費用は4000億円の赤で
確定。その赤はソニー本体が「被った」ので東芝は製造工場のランニング
コストだけでSCEにCELLを売る事が出来る。
SCEのデメリットは今後のシュリンクやバージョンアップのスケジュールの多
くが東芝任せになること。東芝がチップの外販や新たな用途開発に力を入れ
てくれる保証は無いので、当初の目論み通りに消費電力の削減やチップの
統合などが進むという計画は立たん。それについては白紙に戻すしかない。
が、今後発生する赤に関しては東芝が引き受けるので、CELLが値上がって
しまうならPS3を諦める事が出来る。真っ赤っかでもライン維持のためだけに
PS3を製造し続ける、という無理をする必要は無い。つまり撤退できる。
ソニー本体の判断は、4000億の赤でSCEがPS3から手を引けるなら「安い」と。
逆に言えば1000億回収できただけで御の字っつーぐらいCELLはお荷物でしか
なかった。