07/12/08 15:06:40 WZJMSIDO
ダイアンフォーチュンの「神秘のカバラー」を再読している。
7年前に最初に読んだ時とは比べものにならないほど、細かい部分が頭に入ってくる。
前は生命の樹の10個のセフィロートの名前と位置を覚えるだけでもおぼつかない状態だったのが、
今回は以前読んだ記憶がすっかり抜け落ちていたにも関わらず、22の小径についても
覚えられるようになったし、細かい記述の一つ一つにも重要な意味があるものとして注意を
払って読めるようになってきた。
そして読み始めてからいろいろと起こるようになった。
まず第一部を読み終わってから6年ぶりに風邪を引いた。
そして風邪のプロセスを薬に頼らずにわずか4日で経過することができた。
第二部のケテルを読み終わった翌日、なぜか急に厭世観のようなものに捕らわれて
破滅的な願望に取り憑かれる一夜を過ごした。そして、翌朝目覚めた時にはなぜか
大きなハエが部屋の中でブンブンとうるさく飛び回っていた。
すぐに窓を開けてそのハエを逃がしてやった。
夜は寒く窓は閉め切っているので夜中のうちに大きなハエが入ってくる余地は全くない。
ハエはベルゼブブ・魔界の王の象徴であり、映画「グリーンマイル」でも悪に取り憑かれた男が
口から大量のハエを吐き出すシーンがあったように、僕の中の破滅的な悪意もハエの形で
出てきたのかもしれない。
「神秘のカバラー」はこのように、心身の浄化の過程を経ながら読み進めるべき本なのだろうと思う。