07/09/30 01:03:01
昼休み。弁当を提げてこなたのクラスへいくと、あいつは長袖のジャージを着込んでいた。
「おーっすこなた。さっきの時間体育だったの?」
「こなちゃんね、冬服で登校してきたんだよ~。ゆきちゃんみたいにタイツもはいて」
とたたみじわつき夏服のつかさが他人事のようにフォローした。あんただって私が止めなきゃ冬服だった癖に。
「さすがに一人だけ赤いとこなた専用!って感じだけどかっこわるくてね~。だからジャージ。」
3倍赤っ恥ってわけね。まったくだらしない。
「気候はカレンダー通りにはかわりませんからね。お気持ちはわかります。」
みゆきものんびり屋だけど、糊の効いてぱりっとした夏服。
3人をみまわして、こなたの隣に座った。
「ところでかがみんのスカート、なんかよれよれしてない?」
しまった!よりによってこいつに勘づかれるとは!
「ウェストきつくて夏用はけなかったんじゃないのぉ~?」
ねちっこい声で私の脇腹をつつく。止めてくれ!今日の私はつきたてのかがみモチ!
「ええーい、ボディチェック禁止!」
がたん。
強めに肘鉄をかますと、こなたが椅子から落ちて床にうずくまった。
反応ないが続けるぞ! おとこのこだからスカートに夏用と冬用があるかはわからない。