07/08/17 00:47:35
ガラガラ・・・
教室のドアを開ける。何も起こらなかった。そこで私は少しほっとした。
いつもなら石入りの黒板消しや、たっぷり水が入ったバケツなどがドアの上に仕掛けられているが、今日はそれがなかった。
私をいつもいじめているみんなも少しは悪いと思ってくれたのかな?
なんて考えて、無防備に教室に足を踏み入れたのが間違いだった。
ぐいっ!
突如、足に何かワイヤーのような物が引っかかった。
転んで倒れゆく私の先にあったのは、たらいいっぱいに入れられた黒い液体。
顔を真っ黒に染めた私は、独特の香りからそれが墨汁であると気づく。
ぎゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!
教室いっぱいに、無機質な笑い声が響いた。
また最悪な一日が始まった。
私にとってこの笑い声は、もはや一日の始まりの合図と化している。そして、このあとのやりとりも、お決まりとなっていた。
こなた「いやー、また一本とられちゃったヨ。さすがだね、みんな。あははは・・・」
つかさ「きもいよーこなちゃん。ひとりで墨汁ぶちまけて何がしたいの?ww」
こなた「えっと・・・(≡w≡;)」