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授業時間不足で単位認定満たさず 立命館大で9年間
2007年04月09日22時07分
立命館大(京都市中京区)は9日、経営学部の選択科目「経営学特殊講義(会計士サポートプログラム)」(2単位)
と前身の「会計学特論II」(同)の講義を、98~06年度の9年間にわたりほとんど開かず、
単位認定に必要な授業時間数を満たしていなかったと発表した。
受講生は計463人に上る。
大学によると、この科目は公認会計士を目指す学生向け。
受講生の大半は専門学校など外部で学んでおり、その学習進度や到達度を2回のリポートに書かせることで、成績評価をしていた。
資格試験の勉強をサポートするのが狙いという。教室での講義はほとんどなく、06年度は初回ガイダンスだけだった。
文部科学省の大学設置基準は2単位につき30~60時間の講義を義務づけている。
同大学がシラバス(講義計画)で「原則として授業は行わない」と説明していたのを同省が見つけ、
3月22日、見直しを指導した。
同大学側は「学生が自主的に学ぶ時間や個別指導の時間を講義時間に換算して単位を出していた。
認識が甘く、社会の期待に背く事態だと反省している」と陳謝。受講生のうち在学中の101人には補習などで対応し、
卒業生については希望者に無料で補習をする。07年度以降はこの科目を開講しない。