フサイチホウオーの上がりが32.9だった件at KEIBA
フサイチホウオーの上がりが32.9だった件 - 暇つぶし2ch545:名無しさん@実況で競馬板アウト
07/04/23 23:27:26 fBsiaXOB0
>>544
東京・文京区の東京大学農学部で行われた『日本ウマ科学会・第18回学術集会』のシンポジウム
。『スターホースの走りを科学する』と題して取り上げられた。特に会場で関心が高かったのが、高橋敏之氏(JRA競走馬総合研究所)による『走行中のバイオメカニクス』の発表だった。
入場者は熱心に聞き入っていた
この研究は、デビューからコンビを組む武豊騎手の「ディープの走りはふわふわ空を飛んでいるようだ」という発言、ディープの脚もとを支える装蹄師の西内荘さんが皐月賞後に「ディープは蹄が減らない」と話したことなどが契機となって始まった。

走行フォームを解析するため、1秒間で250コマの解析能力があるカメラを菊花賞当日のゴール板手前100メートル地点に設置。
もしディープが馬群の中にいたり、外に馬がいたりすると解析は不可能だった。
幸い、菊史上最速の上がり3ハロン33秒3(200メートル11秒1!)の豪脚で、カメラの設置場所を過ぎてアドマイヤジャパンを並ぶ間もなく外からかわし、スタッフの心配は杞憂に終わった。

解析の結果、ディープの残り100メートルの平均時速は64キロ。他馬の平均が57キロというから、いかにスピードが違うか分かる。
2900メートルを走ってきて、この能力差は怖ろしいほどだ。さらに、ディープの1完歩の幅が7.54メートルなのに対し、他の馬たちの平均は約7メートル。1完歩で約50センチの差を縮めていたのだ。

また、1完歩と1完歩の間には、エアボーンと呼ばれる、どの肢も地面に接していない“空を飛んでいる”瞬間がある。
このエアボーンで、ディープは0.124秒で2.63メートル進む。他馬の平均は0.136秒で2.43メートル。
ディープは走っている速度が他馬より速いために飛んでいる時間は短いが、“飛行距離”は長い。武豊騎手が「空を飛ぶように走る」と話しているのは、こういうことだったのだ。

もうひとつの特徴は、上下動の少ない走りだ。ディープの筋肉は異次元の柔らかさがあるそうで、
西内装蹄師によると、「後肢で耳をかくことができる」と猫や犬のような仕草をやってのけるという。
車のエンジンに相当する心臓の大きさ、心肺機能の高さばかりでなく、筋肉の柔軟さが上下動の少ない走りを生み出し、スムーズに体重を移動し、推進力へとつなげている。


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