08/04/18 22:57:02 SxITrGfR0
「―ヒゲ! 起きなさい、ホラ」
どれほど時間が経ったのか。
目覚めた(起こされた)播磨の前には、
「手当て」
救急箱を差し出す愛理の姿があった。
「何しに来たんだよ!? 放っとけっつったろーが!」
「知らないわよ! こんなとこでブッ倒れてる方が悪いんでしょ!?
あーー戻ってくるんじゃなかった! サイテー!」
「おう帰れや!」
「ったく」
しゃがみこむ愛理。
「たかが女に振られたくらいでケンカ? あんたホントに男ォ? どれだけ純情ぶれば気が済むわけ?」
「ぐっ」グサァグサァっと播磨に突き刺さる言葉。
「言っとくけど、それってただのガキだからね。しかもソーットーたちの悪い!
もう高校生でしょ? 現実を見なさい現実を」
「き、キンキンうるせーぞクソアマが! 人がせっかくひたってるところにズケズケと……!」
播磨、気を取り直して、
「オウよ。オメーにとっちゃ“たかが”だろうがよ。俺がオメーに一番ムカついてんのはそういうとこなんだよ…!」
そして、次に突き刺さるのは――
「お前みてえに男をとっかえひっかえしてるような女にゃ一生わかりゃしねえよ!」
――………。
「………なんですって……?」