08/03/11 21:23:20 Q3NappJs0
【イカルゴ エレベータから降り宮殿地下へ】
宮殿地下へのエレベーター…降下は自由に行えるが
上昇時には暗証番号の入力が求められる
8桁からなる番号は一人一人異なり利用者の識別が可能となる
一度目の入力ミスで警告がなされ扉がロックされる
再三の誤入力は警備兵への通報
催眠ガス投入後拘束拷問…すなわち死を意味する
利用者の使用状況はコンピューターで管理され
ビゼフ長官が厳しく利用時間・回数・目的などをチェックする
不審使用者およびその番号の持ち主は
問答無用で処分されるため自分の番号は命と等しい
マルコスも国外逃亡のための飛行機が離陸する直前に
ようやく自らの番号をモラウらに伝えた
イカルゴ(〝衛星蜻蛉〟(サテライトンボ))
与えられた資料でしかパームを知らないイカルゴだが
彼女を見つけるまで宮殿を後にしないとの
覚悟を早くから固めていた
イカルゴ(絶対に連れて帰る……!!!)
(パームは仲間の仲間)
(つまり仲間だ!!)
(オレの仲間だ!!!)
「今 パームは命を懸けている」
それだけでイカルゴは彼女を尊敬できた
イカルゴ(任務でも義務でもない!!)
(助けたい…!!)
(助けると決めたから!!!)
監視カメラと重量計を内蔵したエレベーターは
地下へ降りた後「何も載っていない事」を確認し
自動的に上へ戻る
地下から上へ戻る場合エレベーターには1名しか乗れず
番号登録時の身体データと利用者データが著しく異なる場合
即警告が鳴りエレベーターは簡易の監獄となる
そうした制約を全く受けずにエレベーターを
利用できる番号の持ち主がビゼフとマルコスである
人間を含め様々な「機密物」を運び込むのに
兵士の目がある車両出入り口よりも
こちらの方が都合が良い故の措置だ