08/02/29 23:14:36 2xDjpQ9g0
#264 BLOOD RING
「病人だろうが容赦はしねえ。空気読むとかそういうのは嫌いだからよ」
「………」
「安心して寝な。テメーをブッ潰したら……俺は塚本に会いに行く」
「……!」
「テメエみたいなクズヤローに騙されねえよーにな!」
「…っ!」
(烏丸 大路、初めて噴き出す感情。)
「臆病で悪かったな!!! 自信がなくて悪かったな!!!
でも一人の女性と一生を共にするんだぞ!? 自分にその資格があるか考えるだろ!!
臆病にもなるだろう!! 僕だって塚本さんが好きなんだ!!!」
「じゃかましい!! 男だったら態度で示せ!!」
(拳でしか分かり合えないこともある。)
「……ひとつだけわかったぜ」
「………」
「お前がずっと黙ってたのも、文句も言わねえのも、それが全部言い訳にしかならなかったからだろ?
それが許せなかったからだろ?」
「………」
「ったく強情なやつだな。まあ、少し安心したけどよ……
だが、ここからは男の勝負だ。俺は塚本に会いに行くぜ」
「……そうするといい。君なら彼女を幸せにできるよ。そう思える」
「………」
「こんなに悔しいことはない……!
だけど、本当に好きなら、彼女の幸せを見守ることしかできない……」