08/03/25 11:38:40 BYxMPe/80
マンガ(漫画)雑誌の衰退と電子出版、海外展開の躍進
マンガ(漫画)市場で大きな変化が起こっている。90年代後半から、マンガ雑誌の
発行部数が減り続けているのだ。消費者の嗜好がケータイなどに分散していること
や、マンガ市場において雑誌よりも単行本が好まれるようになったことが背景にある。
だがマンガ雑誌が衰退すると、マンガ文化が多様性を失うだけでなく新人漫画家が
育たなくなる可能性もある。そこでマンガ雑誌の中には、電子出版に活路を見いだ
したり、海外などの新市場に挑戦する媒体も現れた。
実は最近、マンガ雑誌の部数減少を印象づける休刊劇が相次いだ。例えば今年6月には
「月刊少年ジャンプ」(集英社)が休刊した。同誌の発行部数は全盛期の89年で約140万部
だったが、今年は約38万部にまで減少していた。また講談社は児童向け月刊誌「コミック
ボンボン」を、11月発売の12月号を最後に休刊することを発表している。
(中略)
もちろん部数の減少が、連載作品のレベル低下を意味するのではない。確かにジャンプの
発行部数が激減した96─97年には、人気連載の『ドラゴンボール』や『スラムダンク』など
が相次いで終了したため、「部数の減少は人気連載がなくなったため」とする認識も広まって
いた。ところが近年は、同誌から「単行本だけで」ヒットを飛ばす連載作品が登場している。
例えば『ワンピース(ONE PIECE)』の最新刊は約240万部も売れているのに、ジャンプの部数
は増えていない。
実際、マンガ読者の興味は雑誌から単行本へシフトしている。2005年にはマンガ雑誌の
販売額(2,421億円)をマンガ単行本の販売額(2,602億円)が上回る逆転現象も起こった。
(中略)
そこで、マンガ雑誌の中には新機軸を打ち出すところも出てきた。中でも最も期待されて
いるのは電子出版の分野だ。電子出版の市場規模は2005年から2006年にかけて約100億円から
約280億円に急増しており、このうちコミック配信市場が約190億円を占めている
(シード・プランニング調べ)。
(中略)
これとは逆に「印刷媒体としてのマンガ雑誌」を新市場に送り出す動きもある。例えば海外展開だ。
米国では少年誌「SHONEN JUMP」や少女誌「SHOJO BEAT」が、ドイツでは少年誌「BANZAI!」などが
発行されている。販売部数が伸び悩むなどの問題は抱えているが、その将来性が期待されている。
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