07/12/16 02:28:28 7TTF4UW70
>>301
どうも私の方が詳しく覚えているようなので、記憶にある限りであらすじ書いてみる。
殿様や家老の名前が思い出せないし、記憶違いがあるかもしれないけどそこは御容赦を。
鉄忠左衛門と言う名の忠臣がいた。彼は扇子を使って影腹を切り、
今日死んでも悔いは無いと言う気持ちで出仕するのが日課であった。
殿様は人望も厚く名君であったが、ある日重い熱病にかかる。
命だけは取り留めたが、脳がやられ完全に錯乱して廃人になってしまう。
この事件によって、殿様の幼い子供に跡目を継がせようとする家老Aの派閥
(当然実権はその家老Aが握ることになる)と
現在の殿様にあくまでも忠誠を尽くそうとする家老Bの派閥
(もちろん実権は家老Bが握る)に家中は分裂してしまう。
忠左衛門は古参の家臣で一目置かれる存在だったので、二人の家老は
彼を自分の派閥に引き入れようと執拗に迫る。
やがて、この御家騒動は周囲の諸国にも知られるようになり、
幕府から目付役が派遣されることになる。もちろん目付役とは表向きで、
取り潰しの口実を見つけだすことが真の目的である。
一刻の猶予もない事態を憂い、忠左衛門は国のため二人の家老に相手と和解することを
申し入れるが、二人とも相手を潰すことしか考えておらず交渉は決裂する。
その日の夜忠左衛門は影腹を切り、あえて武士として最も不名誉な
死に方をすることを決意する。
鎧兜に身を固めた彼は家老Aの屋敷に出向き家老Aを殺害、
返す足で家老Bの屋敷に乗り込み、「鉄忠左衛門乱心にござる」と叫びながら
家老Bを殺害、その屋敷に軟禁状態になっていた殿様を泣きながら殺す。
死ぬ直前正気に返った殿様は彼の意図を悟り、笑いながら死んでいく。
(殿様の「これでよいのだ」みたいなセリフがあったかも。)
その直後、忠左衛門は駆け付けてきた他の家臣に八つ裂きにされる。
結局その国は殿様の幼い子供が跡を継ぎ、残った家臣が支えていくことになった。
幕府の目付役は罪人として河原にさらされた忠左衛門の首を見て
真意を悟りそのまま帰っていく。