07/12/16 23:06:45 XD8GGJ+90
翠星石がなんかウキウキしてたよ。
翠星石「はぁ～、いよいよ来週ですねぇ～」
俺「なにが？」
翠星石「なにが、って…。クリスマスですよクリスマス」
俺「あれ、もうそんな時期だっけ。ちょっと前に秋になったばっかだったような…」
翠星石「季節感0ですねヤスヒロは…。クリスマスなんか、迫ってきたら嫌でも気付くじゃないですか普通…」
俺「そんなもんかなあ。
そういや、翠星石はクリスマスが近くなると毎年ウキウキしてるね。そんなクリスマス好きなの？」
翠星石「え？そ、そりゃ、まあ…」
俺「ウチだと、クリスマスだからって派手にパーティーやらなにやらやるわけでもないのに」
翠星石「パーティーなんかなくったって…決まってるじゃないですか、そんなの…」もじもじ
俺「(なんでもじもじしながら俺の方見るんだよ…。…ん？何か忘れてるような…。クリスマス…クリスマス…)
…はぁっ！」
翠星石「ヒッ！な、なんですかいきなり！びっくりしたじゃないですか！」
俺「い、いやちょっと…。
(そ、そうだよ！クリスマスと言えばクリスマスプレゼント！
翠星石のさっきの表情は明らかに『ちゃんとクリスマスプレゼントよこしやがれですよ』って顔だった！
な、何も考えてないよ…。どうしよ…)」
翠星石「クリスマスと言えば、去年のクリスマスツリーは綺麗だったですねぇ。
恋人達ばっかだったですねぇ～。今年も見に行きたいですねぇヤスヒロ」
俺「え？あ、ああ、そうね。
こっちはどこもかしこも人混みなのを無理矢理避けて大変だったんだけど…。
あれ？そういや、クリスマスツリー…。今年は確か中止だったような…」
翠星石「えぇ！？ど、どうしてです！？」
俺「お、俺に言われても…。色々都合があるんじゃないの。
そうだよ、ツリーの準備が全然されてなくて今日までクリスマスが近いって気付かないんだった」
翠星石「じ、じゃあ、他にクリスマスな気分になれるとこないんですか！？
ツリーもそうですけど、イルミネーションが綺麗なとことか…」
俺「さあ、聞かないなあ。去年あれだけ賑わってたツリーがないんだから、ないんじゃないかなあ」
翠星石「そ、そんな…。今年もヤスヒロと行けるかと楽しみにしてたですのにぃ…」
俺「よっぽどツリー見たかったんだな。まあ確かに綺麗だったよね」
翠星石「見たかったと言うより、行きたかった、ですけど…」
俺「ふーん。ツリーねぇ。ツリー…。ん？これは…。
翠星石、頭に星乗っけてみれば？」
翠星石「…なんでですか」
俺「いやあ、翠星石のシルエットもドレスの緑もツリーっぽいし、
頭に星乗っければ翠星石がクリスマスツリーみたいに見えると思うよ。それでいいじゃん」
翠星石「ああ、なるほど！ツリーがないなら翠星石がなっちゃえばっておバカー！」ゲシッ！
俺「痛ってええぇぇぇぇぇぇええ！！！！！」
だって。
良いアイデアだと思ったんだけどなあ、翠星石ツリー…。
ってよく思い出したら前の前のクリスマスですでにヒナがやってたよ。さすがヒナは賢いな！
それよりクリスマスだってすっかり忘れてたよ。何の予定も立ててないし準備もしてないよ。どないしょ…。
翠星石がツリーに見えたときはこんな感じだったなあ。
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シルエットもツリーのカラーイメージもそっくりだよね！クリスマスツリーと並んでたら気付かなそう！