07/11/26 21:28:32 IU5CcbgK0
P2
はいはい、ふざけんなジャンプ編集部。
完結編を望むファンが多いと知っていてなぜに切りますか。
はいはい、お前ら本当に馬鹿じゃねーか?
以上はすっげえ言わされてる感のある発言ですが、
この気持ちに嘘がないこともまた事実です。
コレでまた、ジャンプから数少ない少年漫画がひとつ消えましたね。
この打ち切りはプロの仕事ではないです。
恥ずべき打ち切りですほんと。馬鹿じゃねーのか?馬鹿ですよ。
マンキン打ち切りでもぶそれん打ち切りでも冷めなかった何かが、なんか冷めました。
と、本当は今週号の感想はこれだけで済ますつもりだったんですけど、
あまりにも今週のP2が面白すぎたのでもっとしっかりしたP2感想を書こうと思います。
それでは以下、ネタバレしてますよ。
P2!-let’s Play Pingpong!-
決してハッピーじゃない幕引きなんですけど、ヒロムが前を向いているということ、随所に散りばめられた「救い」のための伏線、
優しい気持ちになれるそんな完璧な物語構成でした。打ち切りに対する感情抜きにしても悲しかったんですから、この感情はきっと本物。
「僕にさえそれが少しはあったんだから、川末さんもきっといつか巡り合うよ」
本当にこの言葉が大好きです。この作品の全てが詰まっていると言っても過言じゃないくらいです。それぐらい、なんか感動したセリフでした。
そして本当に見たかった、川末さんがギフトに巡り合う瞬間を。この優しい台詞だけでも十分に救われる言葉なんですけど、
だからこそ本当に「見たい!」と思わされる言葉でした。うん、見たいです。
「みんなが力をくれました。だからみんなの為に戦おうと思います。
―道は荒野、道の先に何かがあると信じ僕らは歩く。できることはまだ見ぬ才能を信じて前に進むだけ」
本当に、気持ちの良い漫画でした。楽しもうとしなくても楽しめる、そんな漫画でした。
演出の巧さが絵の綺麗さが、そして物語の優しさが、本当に大好きな漫画でした。この一週間、
ちゃんと覚悟していたはずなのに、全然覚悟が足りなかったみたいです。武装錬金の時は増刊の続きが見たくてしょうがなかったのに、
この漫画はなんか「増刊の続きなんか永遠に来なければいいのに」、と思ってしまいます。
たぶん、「終わるところ」が見たくないんでしょう。本当に自分が馬鹿みたいです。
それでも今は、江尻立真先生に心からの感謝をありったけ。本当に素敵な物語をありがとうございました。