07/11/24 15:15:56 /GHQlvHJ0
269話
[止まっていたかというほどの、密度の深い時間は過ぎ]
王「ここなら存分に暴れられよう」
ネテロ「・・・・・・」
ネテロ(これだけ離れられれば、例え護衛軍が向かってきても、十分対処できるだけの猶予を持てる)
ネテロ(・・・いや・・・・いずれにせよ他者の助力など、この王は認めはせぬ・・か)
王「さあ、早々にかかってくるがよい」
ネテロ(心を乱すな、例え奴が如何な心をその身に宿そうとも、倒さねばならぬ人類の敵・・・)
フゥーと息を吐くネテロ。顔つきが変わり、ビリビリと辺りが揺れる
ネテロ「ゼノ、予定通り頼むぞ」
頷き、龍の模様の壷を具現化するゼノ
ネテロ「では闘ろうか・・・少々無作法が過ぎた、詫びと言ってはなんじゃが・・・先手は譲ろう」
間
[沈黙を破り、王が一つ歩を進めた次の瞬間]
ドンと尻尾で攻撃する王とそれを受けるネテロ、衝撃で周りの岩とかが吹き飛ぶ
[辺りは平地となった]
さらに王の攻撃を連続で受けるネテロ
[オーラの総量・研度において、常識を逸脱したネテロ。しかしそれと比べても、王のオーラは遥か上]
[本来ならばガード越しでも四肢を貫き、身を破壊する程のオーラの差があった]
[その差を埋めたのは、100年もの人生を念能力者として歩んできた、ネテロの技術である]
["流"]
[川を流れる水のように滑らかで、しかしそう形容するにはあまりに速く]
[膨大なオーラは忙(せわ)しくネテロの体を駆け巡った]
[流を極め、技と呼べるまでに昇華した、ネテロの強さの一つ]
"零か百しか望まぬ覚悟"(ハイスイノジン)
[相手の攻撃に接するその瞬間、"硬"に至るまでのオーラを瞬時に集中させる]
[オーラを纏っていない箇所に攻撃を受ければ、即死は免れない]
[念能力の常識と定石を蔑ろにした戦闘方法、それを実現させたのは、ネテロの研ぎ澄まされた集中力であった]
互角に闘う二人
ゼノ(流石じゃの・・・願わくば奥の手を出す前に決着を付けてもらいたい貰いたいものじゃ)
ゼノ(・・・が、そうも言っておれぬ相手・・・ワシはワシのすべき事をするのみ)
壷を置くゼノ