07/11/13 02:39:39 DII4La5y0
本バレ
叶ってしまった 決して願ってはならない
しかし心底に根付いていた確かな願望が
煽り「コムギまさかの死に……王は!?」
プフ(嗚呼、不幸中の幸いとはこのこと)
HUNTER×HUNTER
No.267◆『三人目』
プフ「王!不覚にも賊の侵入を許してしまいました!お気をつけを!
ですがどうかこの場は我々にお任せ下さい! 我々が……」
その報告が王に届くことはない
プフ「……王?」
その問いも―決して
王はただ亡骸を腕に 穴だらけの天井をあおぐ
戯れに気を取られるうちに その者との時を楽しむうちに
それが何だったかも理解出来ぬうちに 永久に失ってしまった
そして悟る
余はこの者を守りたかったのだ
王「許せぬ……許せぬぞ……余も そして 貴様らも!」
ネテロ「なんと 目覚めおった」
ゼノ「やれやれじゃわい」
王「屋根から降りてこい老獪ども 二人まとめて食い散らかしてくれる」
????「いいや」
王「!?」
????「三人だぜ」
突然 身を起こすコムギの亡骸
王「!? コムギ 生きて……グ! な 何をする!」
????「その女を貫いたのはな ただの光龍じゃねえんだ」
遠ざかる意識のなかで王は察知する
コムギの遺体を操る念能力の存在
それは一匹 無数の光龍のなかに潜んでいた―本物の龍
王「コ……ムぐ……ぎぎぎがあ あ……あ…………」
竜霊賢人(ドラゴレイヌ)
ゴレイヌ「愛する者の手の中で朽ちるがいい」
煽り「君も みんなも そして僕だって この時を待っていた!!」