07/11/15 04:59:40 Bx6eakvk0
~エヴァンゲリオンなんて苦手だ~
宅「今日は荒木の原点をたどりたいんだけど、昔はマンガは何を読んでたの?
荒木「昔は梶原一コミック騎とやはり白土三平などですね。特に『柔道一直線』と『巨人の星』が好きでした。 それに横山光輝先生の『バビル2世』!
前に宅さんに指摘された通り、確かにあれに異常性を加えれば、もう『ジョジョ』だよな。
宅「異常性は認めるわけだ(笑)。横山マンガのいいところは主人公があんまり難しいこと考えてないところだよね。
荒木「すごくストレートでいいですよね。
宅「一見ヒューマニズムの手塚治虫とちがって、横山光輝は始めからそういうの捨てているでしょ。 『鉄腕アトム』と『鉄人28号』の差っていうか。ボクは横山派へいくわけ。
荒木「かなりキているよね、横山マンガ。ハードボイルドっていうか。
宅「今のジョジョでもそうだけど、原型って横山光輝の『伊賀の影丸』とかでさ。 たとえば、忍者と忍者が巻物争いで闘っている(七つの影法師編)のと同じじゃないですか。
荒木「あれは基本だよね。あのマンガは『少年ジャンプ』の一時代の作家にとって、バイブルみたいなものですよ。
宅「天才的でしょ。ボクは横山マンガの忍者や超能力、ロボットもの(『鉄人28号』、『ジャイアントロボ』など)も大好き。 横山さんって小難しい事を言わないし、ファンタジーを描こうとしてないでしょ。
イジイジウジウジしてないというか。アニメの『新世紀エヴァンゲリオン』なんかとは全然違って。
荒木「あの、エヴァンゲリオンとかガンダム系のさ、「ホントは戦いたくない心理の主人公がマンガの主人公になってる」ということがよくわかんないんですよ。(笑) だってスカッとしないじゃないですか!
悩まずに突き進んで欲しいよね。スカッと。
宅「スカッといきたいよね!エヴァンゲリオンとか見ているとわからない。頭が痛いもん。 だから、ボクら二人のエヴァシンクロ率はマイナス500だ!
荒木「あのアニメ、だめだよ・・・・・・。