07/11/06 23:54:57 OmVRbZ4f0
キルアが宮殿に突入した瞬間思ったことは
キルア(やっぱり)
であった
煽り「招かれざる局地戦!!」
ピトーの〝円〟は全く感じられず
目の前には1階にいるはずのない
ユピーが立っているという「あり得ない場面」
打ち合わせの段階で検討にすら挙がらなかった
状況に直面しても経験によってキルアは平静を保てた
HUNTER×HUNTER
No.266◆『万が一』
ユピー(何だコイツらは? どこから沸いた!?)
「あり得ない場面」はユピーにとっても同様であったが
ユピーはすぐに考えるのをやめた
ユピー(我ハ盾 身ヲ以ッテ 王ヲ護ル)
異形
護衛軍の中で唯一人間ではなく魔獣との混成
それに由来するのか他の二匹に比べ個に頓着がなく
無我故の強さを持つ
ユピーが形態変化と好戦的な笑みを
見せた時シュートは動きを止めた
しかし それはシュートが精神的に遅れをとったからではない
「自分がこれ以上接近するとユピーはそれを迎え撃つ」
「その攻撃が万が一にも前にいるはずの
ナックル達に命中することを避ける」ためである
ユピーの注意を更に自分へ向けるため
飛ぶ腕とカゴを操作しようとした瞬間
それは来た
〝龍星群〟が降ってくる
前回の最終見開きページと同じ場面
キルア(これはジイちゃんの〝龍星群〟!!?
会長の知人って…!!)
唯一回答を得たキルアがそれ故 一瞬固まる
事情を知らぬ他の者の衝撃はそれ以上である
その中で唯二名 ゴンとユピーが敵だけを見ていた
モラウ(バカな!!?)
シュート(暴走!?)
キルア(お前の相手はユピーじゃねェだろ!?)
キルア(いや…!! 違う!!)
やや遅れてキルアが
さらにコンマ数秒遅れて他の者が理解する
キルア(あの野郎この状況で………!!
なんて早く!!何てトコに気付きやがるんだ!!)