07/08/15 19:40:34 tRs9g4ok0
>>201
おもいっきりマジレスするけど、
ワンピは週刊少年漫画の革命的な作品だと思ってる。
空島編なんかが判りやすいんだけど、
あれはもう、冒頭の時点で二年半分のストーリーの大筋が
完成してないと絶対に書けるはずのない作品なわけ。
今までのジャンプシステムというのは、
良くも悪くもアンケート頼みの「その場しのぎ」という一面があった。
人気が落ちてきたら天下一武道会やっとけ、みたいな。
目先の人気しか考えていないから、判りやすい代わりに、展開もマンネリだし、
長期的な伏線というのも張りにくいから、矛盾がボロボロでてくる。
現連載陣だとブリーチなんかが典型的なジャンプ漫画だよね。
ワンピは空島編にしろ、W7編にしろ、脚本にものッ凄く時間をかけてるのが判る。
あれはどう考えても週刊連載を抱えてる漫画家が、個人で連載の片手間に作れるようなネームじゃない。
ほぼ間違いなく優秀なブレインをつけて、編集部の総力でストーリーを作ってると思う。
つくづく漫画化が個人の才能だけで作品を創る時代は終わったと痛感させられる。
まぁ、「作家の使い捨て」と言えなくもない、かっての黄金期のジャンプシステムに対して、
編集部自身にも反省があったんじゃないかな。
ただ「工房」的に生み出される漫画だけに、作家個人のセンスが殺される欠点はあるな。
たとえば冨樫の漫画は作家個人のセンスだけで作られてる漫画の代表といっていい。
あの漫画のストーリーは、編集部どころか冨樫にすら先の展開は読めない。
だってもう、あれは冨樫がその場の閃きだけで描いてるに決まってるんだもん。
伏線みたいなのを考えてあっても、面白いと思えば冨樫は平気で伏線を放棄する。
んで、結果的に面白くなってしまうのが天才作家・冨樫。
だから編集部は冨樫に口出しできない。
ストーリーの手助けも出来ないし(凡人が口を出してもつまらなくなるだけだから)、アシすらも邪魔。
冨樫の代わりはいないし、ただただ冨樫の閃きを待つしかない。
その結果、今のような長期休載になってしまうわけだ。
漫画家と編集部が一体となったワンピと、
究極の作家個人主義のハンタは対極的な漫画といえるね。